現地時間29日、ドバイ・メイダン競馬場で行われた
ドバイシーマクラシック(4歳上・GI・芝2410m・15頭・1着賞金300万米$)に、日本の
ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂正厩舎、R.ムーア騎手)と、
デニムアンドルビー(牝4、栗東・角居勝彦厩舎、
浜中俊騎手)が出走。
レースは、2頭ともに好スタートを切って、
デニムアンドルビーが先手を取り、
ジェンティルドンナは控えようとしたところで外に逸走してしまった内の馬に接触されるも、特に影響はなさそうな様子で中団のインにつける。直線に向いて
デニムアンドルビーが後続に交わされ、その後ろにいた
ジェンティルドンナが行き場をなくしてしまうが、鞍上のR.ムーア騎手が他馬を押しのける形で外に出して進路を確保。そこから伸び脚を見せて抜け出し、2着に終わった昨年の雪辱を果たした。勝ちタイムは2分27秒25。
デニムアンドルビーは後続各馬に交わされ10着に終わった。なお、2着にはフランスの
シリュスデゼーグル(セ8、仏・C.
バランドバルブ厩舎、C.スミヨン騎手)、3着にはイギリスの
アンビヴァレント(牝5、英・R.ヴェリアン厩舎、A.アッゼニ騎手)が入った。
【
ジェンティルドンナを管理する石坂正調教師のコメント】
やるだけのことをやっていたので、絶対に馬が変わると信じていました。春のシーズンで国内のGIもありますが、この激しいレースを経験したので楽しみです。ひさしぶりにあの根性を出してくれました。
ジェンティルドンナはよくやりました。
【
ジェンティルドンナに騎乗したR.ムーア騎手のコメント】
楽な競馬になりました。終いにいい脚を残したいと思っていたので、期待通りの競馬をしてくれました。本当にいい牝馬です。
【
デニムアンドルビーを管理する角居勝彦調教師のコメント】
スタートが思ったより出てしまい、当初の想定と違う展開になってしまいました。
【
デニムアンドルビーに騎乗した
浜中俊騎手のコメント】
ゲートが良すぎて前に行ってしまいました。道中も馬が非常にエキサイトしていました。今までと違うレース展開になってしまい、こういう結果になりました。
【日本馬プロフィール】
◆
ジェンティルドンナ(牝5)
騎手:R.ムーア
厩舎:栗東・石坂正
父:ディープインパクト母:ドナブリーニ母父:Bertolini馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:15戦9勝(重賞8勝)
主な勝ち鞍:2013年
ジャパンC(GI)
◆
デニムアンドルビー(牝4)
騎手:
浜中俊厩舎:栗東・角居勝彦
父:ディープインパクト母:ベネンシアドール母父:キングカメハメハ馬主:金子真人ホールディングス
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:10戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年
ローズS(GII)