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キズナの佐々木師「超一流馬というものはどんな条件であっても走るもの」/大阪杯

  • 2014年04月01日(火) 12時00分
 キズナがいよいよターフに戻ってくる。凱旋門賞4着後、有馬記念を予定していたが、態勢が整わずに出走を回避。結果的に半年の空白が生まれてしまったが、その決断が功を奏した。

 担当の田重田厩務員は「(昨年)暮れに比べたら、順調ですね。あの時は凱旋門賞の疲れがあって、体もかなり減っていましたから。今回は多分490キロくらい」と仕上がりの良さを強調する。注目の4歳初戦。プレッシャーがありそうなものだが、表情に曇りはない。

 2月19日に帰厩してから何のアクシデントもなく調整を進め、1週前追い切りは栗東坂路で4F53秒1-13秒2(一杯)。順調に乗り込まれており、馬体の良さが際立つ。「理想的な調教ができている」と佐々木師も仕上がりに手応えを感じている。そればかりか「ここにきて、まだ成長しているよ」と進化を感じ取っている。

 今春は大阪杯天皇賞・春(5月4日・京都、芝3200m)、宝塚記念(6月29日・阪神、芝2200m)と3戦を予定。その後は再び凱旋門賞挑戦を見据える。「超一流馬というものは、どんな条件であっても走るもの」と指揮官。半年ぶりのレースで、目標は先だからといって、言い訳するつもりは毛頭ない。キズナの新シーズンが、いよいよ幕を開ける。

提供:デイリースポーツ

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