競輪
トーセンスターダム武豊騎手「秘めたる雰囲気を感じる」/皐月賞共同記者会見
- 2014年04月16日(水) 13時00分
■トーセンスターダムに騎乗予定の武豊騎手
――有力馬によるGI参戦になりますね。
「非常にワクワク、楽しみにしています」
――前走のきさらぎ賞を振り返ってください。
「3戦目ということで、どういう走りをしてくれるのか、非常に興味というか楽しみに乗りました。いい走りをしてくれましたね。馬場状態が少し悪く、手探りなところもありましたが問題なくこなしてくれました。ラストも着差はそんなになかったですけどキッチリ勝てましたね」
――2着のバンドワゴンにアタマ差、とわずかな着差でした。
「そうですね。いつもヒヤヒヤというか、着差はないですけどキッチリと勝ったということがすごく大事だと思います」
――この馬のいいところは？
「必ず勝ってくれるところです。乗ってても非常に将来性を感じます。持っているポテンシャルというか、“何か秘めているものがある”雰囲気があるんでね。今はまだ出ていないんだけど、これからもっと出てくるんじゃないか、という雰囲気があります。期待の大きい馬。現時点以上にもっと走ってほしいという期待がありますね」
――今後、どのあたりがよくなったらいいのでしょう？
「全体的にですけどね。精神面もまだ幼いですし、乗っていてもラスト直線の末脚はいいんですが、『もっと弾けるんじゃないか』『もっと弾けてほしいな』という思いを感じる馬ですね。
――初輸送、初中山になります
「いろいろと今まで経験していないことを今回経験するんですが、きさらぎ賞を勝った後すぐに、あえて皐月賞へ直行というプランを陣営から聞きました。決して(状態に不安があって)使えなくて使わなかったわけではないですし。今回は初めてのことが多いですがクリアしてほしいですね」
――追い切りについては？
「一週前は動きとしてはよかったですが、若干動きが少し重いかな、というのも感じていました。でも、そういう意味では今日のほうが素軽い動きだったように感じました。道中もまったく力まず走っていましたし、ラストも先週より反応がよかった。いい最終追い切りだったと思いますね」
――きさらぎ賞からの成長度は？
「若干ですけどね。少し落ち着きのない馬なので。そのあたりを日頃から意識的に改善してほしいという騎手としてのオーダーを出したんですが。それが先週、今週と調教に乗って、いい方向にきているな、よくなってきているなと感じました」
――池江調教師も豊騎手と挑む皐月賞には期待していると聞いています。
「デビュー前から素質のある馬なのでクラシックに行けたらいいなという話をしていました。デビューから1戦1戦、いろいろ相談しながらここまでいい形でこれたな、と思います」
――無敗で挑む皐月賞になります。
「強い馬もたくさんいるし、初めて経験する中山の多頭数。クリアしなければならない課題は多いですが、それを克服できるだけの能力を持っている馬だと思います。不安よりも期待のほうが僕自身は大きい。なんとか一冠目、勝てたら嬉しいです」
■トゥザワールドに騎乗予定の川田将雅騎手
――先週のハープスターに続いて、2週続けて有力馬に騎乗しますね。
「先週は無事に勝つことができました。今週も大事なレースがありますから、頑張ります」
――前走の弥生賞を振り返ってください。
「道中で無駄なことを僕が馬にさせてしまい、そのぶん苦しい競馬になってしまいましたけど、2着馬が僕が想像していた以上に強かったですし。それでもしっかり勝ち切ってくれたので、得るものが多いレースでした」
――前走は初の中山、長距離輸送という課題がありましたが。
「まったく問題なかったです」
――ここまでのプロセスを振り返ってください。
「一戦ごとにいろんな競馬を経験しながら違う内容で戦って勝っています。いろんな競馬に対応できるので、いい内容で本番にのぞめるかと思います」
――完成度が高い馬と評されていますが、成長は感じていますか？
「新馬の時はよくわからないという感じで走っていましたが、未勝利の時からはすごく(成長を感じています)。それからも一戦ごとに毎回違う内容の競馬をしているので。じゅうぶん成長したな、という感じではないのですが、持っている力を上手に出してくれているなという印象です」
――調教については。
「今日の追い切りもすごくよかったです。求めた分だけしっかり動いてくれています。先週より今週のほうが断然疲れがとれています」
――先週のハープスター同様、デビューから手綱をとっていますね。
「これだけの血統馬をデビューから任せていただいて、無事に皐月賞にたどりつけました。そういう経験をさせていただいていることを非常にありがたく思いますし、それだけの馬に乗せていただいているのですから、クラシック本番、いい結果を出したいと思います」
――抱負を。
「今年は有力馬も多いですし、ファンのみなさんにとっても楽しい皐月賞になるのではないかと思います。その中でトゥザワールドがいちばん結果を得られるように、そういうレースが出来たらいいな、と思います。応援してください」
(取材・写真：花岡貴子)
――有力馬によるGI参戦になりますね。
「非常にワクワク、楽しみにしています」
――前走のきさらぎ賞を振り返ってください。
「3戦目ということで、どういう走りをしてくれるのか、非常に興味というか楽しみに乗りました。いい走りをしてくれましたね。馬場状態が少し悪く、手探りなところもありましたが問題なくこなしてくれました。ラストも着差はそんなになかったですけどキッチリ勝てましたね」
――2着のバンドワゴンにアタマ差、とわずかな着差でした。
「そうですね。いつもヒヤヒヤというか、着差はないですけどキッチリと勝ったということがすごく大事だと思います」
――この馬のいいところは？
「必ず勝ってくれるところです。乗ってても非常に将来性を感じます。持っているポテンシャルというか、“何か秘めているものがある”雰囲気があるんでね。今はまだ出ていないんだけど、これからもっと出てくるんじゃないか、という雰囲気があります。期待の大きい馬。現時点以上にもっと走ってほしいという期待がありますね」
――今後、どのあたりがよくなったらいいのでしょう？
「全体的にですけどね。精神面もまだ幼いですし、乗っていてもラスト直線の末脚はいいんですが、『もっと弾けるんじゃないか』『もっと弾けてほしいな』という思いを感じる馬ですね。
――初輸送、初中山になります
「いろいろと今まで経験していないことを今回経験するんですが、きさらぎ賞を勝った後すぐに、あえて皐月賞へ直行というプランを陣営から聞きました。決して(状態に不安があって)使えなくて使わなかったわけではないですし。今回は初めてのことが多いですがクリアしてほしいですね」
――追い切りについては？
「一週前は動きとしてはよかったですが、若干動きが少し重いかな、というのも感じていました。でも、そういう意味では今日のほうが素軽い動きだったように感じました。道中もまったく力まず走っていましたし、ラストも先週より反応がよかった。いい最終追い切りだったと思いますね」
――きさらぎ賞からの成長度は？
「若干ですけどね。少し落ち着きのない馬なので。そのあたりを日頃から意識的に改善してほしいという騎手としてのオーダーを出したんですが。それが先週、今週と調教に乗って、いい方向にきているな、よくなってきているなと感じました」
――池江調教師も豊騎手と挑む皐月賞には期待していると聞いています。
「デビュー前から素質のある馬なのでクラシックに行けたらいいなという話をしていました。デビューから1戦1戦、いろいろ相談しながらここまでいい形でこれたな、と思います」
――無敗で挑む皐月賞になります。
「強い馬もたくさんいるし、初めて経験する中山の多頭数。クリアしなければならない課題は多いですが、それを克服できるだけの能力を持っている馬だと思います。不安よりも期待のほうが僕自身は大きい。なんとか一冠目、勝てたら嬉しいです」
■トゥザワールドに騎乗予定の川田将雅騎手
――先週のハープスターに続いて、2週続けて有力馬に騎乗しますね。
「先週は無事に勝つことができました。今週も大事なレースがありますから、頑張ります」
――前走の弥生賞を振り返ってください。
「道中で無駄なことを僕が馬にさせてしまい、そのぶん苦しい競馬になってしまいましたけど、2着馬が僕が想像していた以上に強かったですし。それでもしっかり勝ち切ってくれたので、得るものが多いレースでした」
――前走は初の中山、長距離輸送という課題がありましたが。
「まったく問題なかったです」
――ここまでのプロセスを振り返ってください。
「一戦ごとにいろんな競馬を経験しながら違う内容で戦って勝っています。いろんな競馬に対応できるので、いい内容で本番にのぞめるかと思います」
――完成度が高い馬と評されていますが、成長は感じていますか？
「新馬の時はよくわからないという感じで走っていましたが、未勝利の時からはすごく(成長を感じています)。それからも一戦ごとに毎回違う内容の競馬をしているので。じゅうぶん成長したな、という感じではないのですが、持っている力を上手に出してくれているなという印象です」
――調教については。
「今日の追い切りもすごくよかったです。求めた分だけしっかり動いてくれています。先週より今週のほうが断然疲れがとれています」
――先週のハープスター同様、デビューから手綱をとっていますね。
「これだけの血統馬をデビューから任せていただいて、無事に皐月賞にたどりつけました。そういう経験をさせていただいていることを非常にありがたく思いますし、それだけの馬に乗せていただいているのですから、クラシック本番、いい結果を出したいと思います」
――抱負を。
「今年は有力馬も多いですし、ファンのみなさんにとっても楽しい皐月賞になるのではないかと思います。その中でトゥザワールドがいちばん結果を得られるように、そういうレースが出来たらいいな、と思います。応援してください」
(取材・写真：花岡貴子)
