平成26年度顕彰馬選定記者投票の結果が
JRAから発表され、1998年の
NHKマイルカップ、
ジャパンカップに優勝し、翌1999年の
凱旋門賞で2着となった
エルコンドルパサーが顕彰馬に選定された。
今年は
JRA60周年記念事業の一環として、通常1人あたり2票までの投票のところ最大4票に拡大し、特別投票として実施された。195名の投票者数の4分の3以上(147票)が選定基準となっていて、
エルコンドルパサーは有効投票数195のうち80%にあたる156票を得て、顕彰馬に選定された。顕彰馬への選定は平成23年の
ウオッカ以来で、
エルコンドルパサーは30頭目の顕彰馬となった。
渡邊隆オーナーのコメント
「皆様のおかげで顕彰馬に選んでいただき、ありがとうございます。血統的には、適性距離は2000mくらいかと考えていましたが、それよりも長い距離で本当に良く頑張ってくれました。引退後、種牡馬としては3世代しか子を残すことが出来ず、その意味では残念でしたが、顕彰馬として後世に名を残すことができ、光栄に思います」
二ノ宮敬宇調教師のコメント
「突然のことで、大変驚いています。
エルコンドルパサーが顕彰馬に選出され、大変光栄に思います。もう15年も前のことですが、6ヶ月に亘る
シャンティイでの滞在が、一つ一つ昨日のことのように思い出されます。
ここ毎年、日本馬による
凱旋門賞勝利が近づいてきているように思いますが、
エルコンドルパサーが凱旋門への扉を少しでも開ける一助となれたことに、我々の行ったことが無意味ではなかったと証明されたように思います。あらためて、顕彰馬に選んでいただいた方々に心から感謝したいと思います。ありがとうございました」
(
JRA発表)
提供:ラジオNIKKEI