武豊&
キズナが抜群の手応えで外から上がっていく。だが、直線では強烈な末脚は不発。
フェノーメノ、
ウインバリアシオンをとらえられないばかりか、内から
ホッコーブレーヴにもかわされて4着に終わった。
武豊も「(道中は)いい形で走っていたんですけど、思ったよりも伸びなかった。いつもは(ギアが)もう1段あるんですが…」と首をかしげるしかない。
佐々木師は「後ろから差されるのは初めて。状態は絶対に良かった。距離がという感じではなかったが、戸惑っていたのかも。珍しく手前を変えていなかったしね…」と淡々とした口調のなかに悔しさをにじませた。次走は
宝塚記念(6月29日・阪神、芝2200m)へ。「“ドカ負け”はしていないし、これも競馬。宝塚で盛り返してみましょう」と指揮官が前を向けば、鞍上も「巻き返したい」と力を込めた。
提供:デイリースポーツ