昨年はのちの
皐月賞馬
イスラボニータが制した“出世レース”を制したのは、中団をレースを進めた15番人気の伏兵
シゲルケンカヤマ(牡、
父ストーミングホーム、美浦・和田雄)。直線では堂々と抜け出し、デビュー戦を勝利で飾った。不良馬場の勝ちタイムは1分41秒0。2馬身半差の2着には内から抜け出しを図った13番人気のシーレット、さらに1馬身半差の3着は好位の外からしぶとく脚を伸ばした2番人気の
ウインエスパシオが入り、3連単336万円の大波乱となった。なお、1番人気の
トーセンペンタゴンは見せ場をつくれず16着に大敗した。
「反応も良かったし、推進力があった。あとは良馬場でどれだけやれるかですね」と丸田。勝ちタイムは1R(3歳未勝利)のダートの同じ1600m戦(1分37秒2)より遅かったが、極悪馬場もものともしない鋭い末脚が光った。「無理をせず、放牧を含めじっくり考えます」と和田雄師は今後については未定とした。
提供:デイリースポーツ