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崩れを知らない阪神コースで史上初の連覇を目指すゴールドシップ/宝塚記念

デイリースポーツ
  • 2014年06月24日(火) 12時00分
 変化を受け入れること。全てはそこから始まった。以前のゴールドシップは、駆けっこが大好きな少年のようだった。だが、今は違う。楽しさとは表裏一体の苦しみも激闘を重ねる中で味わってきた。芽生えた自我、学習能力の高さが、集中力を途切れさせる要因。そう言えるかもしれない。

 変化した気持ちにアプローチする術として、まず陣営はブリンカー(昨年の有馬記念から)を選択。そしてこの中間はシャドーロールをプラスして、調教に臨んでいる。「集中してくれているように思います」。新たに装着した馬具の効果もあって、精神的にも充実している、と今浪厩務員は話す。

 もちろん、メンタル面の安定は鍛え抜かれた肉体なしでは望めない。2週続けて新パートナーの横山典が追い切りに騎乗し、1週前には栗東CWで7F97秒5-12秒2(仕掛け)をマーク。徐々に一体感も生まれてきた。「追い切っても体が減らないのは、しっかりカイバを食べていることと、調子がいいからでしょう。前走(天皇賞・春7着)は、具合が良かった分、悔しいという思いが上乗せされた感じです。阪神の直線の坂がこの馬には合っていますし、ゴールドシップの競馬をしてほしい。そう思っています」と今浪厩務員は胸の内を明かした。

 前走はスタートで立ち遅れたことが全て。阪神コースでは、昨年の宝塚記念制覇を含めて[4-1-0-0]と崩れを知らない。史上初の連覇へ-。黄金の脚が再び輝きを放つ。

提供:デイリースポーツ

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