■
ジェンティルドンナを管理する石坂正調教師
――最終追い切りを終えましたね
「
宝塚記念に向けてきっちり仕上がったと思います。」
――今朝の追い切りの指示は?
「しっかり併せ馬をすること。いい時計であがってくるだろうと思っていましたが、いい時計でしたね。あがりもしっかりしています。」
――体調は?
「体調自体はね、検疫から厩舎にきてからも心配なかったですし。走れるだろうな、とだいぶ前から思っていました。順調に調教できてきたという感じです。」
――ドバイでの走りについてはどう感じましたか?
「
ジェンティルドンナにはああいう力があると思っていたし、確信していたので。やっと日本の皆さんにもジェン
ティルの本当のところを見ていただいたと、そう思っています。」
――追い切りでの騎手からの報告は?
「先週よりハミがかりがよかった。先週よりよくなっていると言っていました。」
――ファン投票は3位でした。
「まぁ、そうなんだという感じなんですが。うちには
ジェンティルドンナしかいませんから、わたしの中では一番です。」
――去年の悔しさを晴らしたいと
「去年よりは強くなっているとは思っています。」
――具体的には?
「いつもこういう席でいいますけど、大人びてきました。いままでに増してドッシリしてきました。去年もそういう話をしたと思うんですが、そうですね。馬体的には一緒でしょうけど。筋肉のくびれとか、いっそう成長していると思っています。」
――川田騎手への指示は?
「いい競馬をして欲しい。それだけです。」
――ラ
イバル関係については?
「強い馬が一杯いますけど。
ジェンティルドンナの競馬ができる。それを一番に思っています。」
――どんなパフォーマンスを見せてくれるでしょうか?
「ドバイみたいな強い競馬をして欲しいと思っています。
――予報では週末は天気が崩れるようですが
「気にかかりますけど、どうしようもないことですよね。」
――最後にひとことお願いします。
「
宝塚記念にむかって本当に順調な仕上がり状態です。いい競馬を見せてくれると思います。」
■
ウインバリアシオンを管理する松永昌博調教師
――天皇賞はクビ差の2着でした。
「一生懸命、よく頑張ってくれています。相手がうまく乗っていました。負けてがっかりしましたが、幸四郎くんも初めてでしたが最高の乗り方をして負けたので仕方ないかな、と思っています」
――この中間はどのように過ごしましたか?
「ノーザン
ファームしがらきに放牧に出ていました。ここまで至極順調ですね。」
――今朝の追い切りの指示は?
「2頭前において、しまいの1ハロンだけ気合をつけてくれと指示しました。そのとおりの追い切りでした。」
――いかがでしたか?
「先週より動きがよくなっていますね。先週は終いが少し甘いかな、と思っていたので。」
――手ごたえに確信を持ちましたか?
「確信というより、この馬の状態としては最高じゃないかなと思います。」
――岩田騎手からは何か言われましたか?
「いいですよ、と言っていました。」
――
宝塚記念のファン投票2位でした。
「ありがたいですね。GIを勝っている馬がいるのにね」
――ラ
イバル関係については?
「ラ
イバルといっても相手も状態よさそうですしね。この馬の力を出してくれればいいな、と思っています。」
――屈腱炎から復活しての出走となります。
「あれだけのケガから復帰して、そのあとケガしていないですから。なんとか、と思っています。」
――GI制覇への思いは?
「いつも勝ってくれんかな、と思っていますが、いつも負けています。まぁ、手ごたえはいいですけどね。」
――その手ごたえが結果に結びつくといいですね。
「運があったら、なんとかなるかなと思います。」
――最後にひとことお願いします。
「これだけ投票していただいているので、ぜひとも期待にこたえられるよう頑張ります。」(取材・写真:花岡貴子)