1995年にヨーロッパ3大競走を無敗で制した
ラムタラが死亡したことがわかった。ドバイの競走馬管理団体・ゴドルフィンのホームページで発表された。22歳だった。
同馬は1994年に競走馬としてデビュー。初戦を制した後、翌95年の英ダービーに休養明けで挑戦し、見事優勝を飾ると、続く
キングジョージ6世&クイーンエリザベス
ダイヤモンドS(当時)・
凱旋門賞を制し、1971年の
ミルリーフ以来、史上2頭目のヨーロッパ3大競走制覇(欧州3冠)を達成した。「神の馬」「奇跡の馬」と称され、4戦4勝の無敗のまま引退した。
その後は英国で種牡馬入りしたが、96年に3000万ドルで日本の生産者団体が購買。日本へ導入されたものの、期待されたほどの成績は挙げられず、2006年に英国に24万ドルで買い戻され、ニューマーケットのダルハムホールスタッドで余生を送っていた。