ブリンカー効果で飛躍の秋へ。1週前追い切りから使用しているブリンカーを装着(レースでは装着しない)し、
フェイムゲームが美浦Wに登場。北村宏との息もピッタリに僚馬
インディーズゲーム(6歳1600万下)を追走。集中力を切らすことなく、5F70秒3-40秒3-13秒2のタイムで併入した。
「コーナーで少し頭を上げるところはあったけど、前向きさが出てきました」と、相棒の変わり身に鞍上が笑顔を見せれば、宗像師も「いい動きでした。息を抜くところがなかったし、スムーズに走れていました」と満足そうにうなずいた。
異父兄の
バランスオブゲームは06年
オールカマーを勝利し、
天皇賞・秋への挑戦を予定していたが、レース直前の調教で左浅屈腱炎不全断裂を発症し、無念の引退を余儀なくされた。同馬も管理した指揮官は「
フェイムもGIの強い馬とやってきましたから。(目標は
ジャパンC?)そうなるといいですね」と笑顔。まずは兄弟V。そして、兄の成し得なかったGI制覇へ弾みをつける。
アロマティコは栗東坂路で臨戦態勢を整えた。軽快な動きで4F53秒2-38秒4-12秒0を計時。佐々木師も「変わらずいい感じ。馬場が良かった分、さらに良く見えたように思う」とうなずいた。「直線が平たんだと伸びが違うのは確か。新潟ではとても強い勝ち方(昨夏の1600万特別)をしてくれていますからね」と、待望のタイトル奪取へ力を込めた。
提供:デイリースポーツ