美浦Wで躍動した。昨年12月の中山で未勝利戦を勝ち上がった
バルビエールは僚馬
リアルエンブレム(5歳1000万下)と併せ馬を行い、6F82秒6-38秒9-12秒9の時計で4馬身先着。力感のあるフットワークを披露した。
動きを見守った武井師は「抜け出してからフワッとしていたし、まだピリッとしたところは見られない。ただ、ここまで順調に来ているし、動きそのものは悪くはなかった」とやや辛口な
ジャッジ。だが、これは期待の裏返しでもある。
1勝馬にして重賞挑戦。自己条件から
ステップアップしていく方法もあるが「未勝利を勝つ前からここを使おうと思っていた。それだけの力はあると思っている」と素質の高さを評価する。
昨年3月に調教師デビューを果たした師にとって今回は重賞初挑戦。しかも同馬は自らを売り込んで管理することになった経緯がある。
「北海道トレーニングセールで一目ぼれした馬。競り落としたのが吉田和美オーナーの関係者だったので声をかけさせてもらった」と当時を振り返る。オーナーサイドがその意気込みを買って入厩が決まった。それだけに力が入っている。
前走と同じ中山芝2000mの舞台について「ベストでしょう」と歓迎する。素質馬が重賞のステージでどんな走りを見せるか注目だ。
コスモナインボールは新コンビの三浦を背に美浦Wで僚馬
ハッピーチャート(5歳500万下)との併せ馬。6F81秒8-38秒6-12秒8を記録し、2馬身先着した。鞍上は「反応をみる程度でしたが、良かったです」と好感触。メンバー中唯一の3勝馬。初の2000mを克服すれば反撃は可能だ。
提供:デイリースポーツ