18日(日)中山競馬場で行われる第55回
京成杯(GIII)に登録をしている
タケルラムセス(牡3、美浦・
田村康仁厩舎)について、追い切り後の
田村康仁調教師のコメントは以下の通り。
(2連勝の内容を振り返って)
「デビュー戦は東京競馬で使いました。逃げ馬が大逃げを打って、かなり開いてしまいましたからね。4コーナーを回った時点で相当開いていたので、全く届かないなという位置から、よくあの馬だけ差せたなというのが印象でした。デビュー戦は割りと派手なパフォーマンスでは勝ちましたが、時計がそれほど速くありませんでした。ここで一気に強いメンバーになってしまいますから、どのくらい通用するのか楽しみでした。まだ半信半疑で使いましたが、自分が思っているよりも後ろのポジションになって、ついて行くのも何となく最初はしんどそうでした。エンジンがかかってからは終いで非常に良い脚を使ってくれました。こちらが思っている以上にどんどん成長しているということがうかがえるレースでした」
(前走後の調整について)
「新馬を勝ってから2勝目を挙げるまでの間、少し間隔を開けておきましたので、中1週の今回は脚元が問題ないのであれば行きたいなと思っていました。オーナーと相談して大丈夫なので行こうということになりました。先週1週間は楽をさせて、体の疲れを取って、良い状態でキャンターまで戻しました。体ができている馬なので、今日は本当にサラッと足慣らし程度にやりなさいよと指示しました。併せ馬の相手は先に行っていいよという指示だったので、全く何もやらずの遅れだったので、そこも問題ありませんし、時計を出しましたので、ここまでの過程は順調に来ていると思います」
(距離適正に関して)
「私はもっと長い方が良いと思っています。一番良いのは、おそらく東京の長いところなのかなと思っています。2000m以上を視野に入れているのですが、当座はここが一番良いレースだろうということで使います」
(
横山典弘騎手との初コンビについて)
「彼は非常に緻密ですし、よく研究もされています。初めて乗っていただきますが、馬自身もあまり癖のある馬ではないので、安心して彼に委ねられる状態になっています。こんな感じの馬ですよということだけは伝えてありますので、あとは彼にお任せで、良いパフォーマンスを見せてくれると思います」
(今回のレースについて)
「まだ幼いところもあって、もっと良くなると思いますが、結果だけがトントンとついて来ている感じです。上手に育ててあげれば、もっと上に行けるのかなという気がします。2戦2勝なので、次も一番でゴールを駆け抜けてくれるようにサポートしていきたいです。応援して下さい」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI