昨秋の天皇賞馬
スピルバーグ(牡6歳、美浦・藤沢和)が今春に英国遠征を行うことが21日、明らかになった。「春は国内に適したレースがない。種牡馬になった時に価値のあるレースでなければ遠征の意味はないし、欧州の強い馬が集まるこの一戦でいい走りを期待している」と藤沢和師が発表した。
目標に置くのはイギリス王室が主催する
ロイヤルアスコット開催中の
プリンスオブウェールズS(6月17日・
アスコット、芝2000m)。現地では
フランケルなどを管理したヘンリー・セシル師の夫人が営むレディ・セシル厩舎に滞在し、状態次第では
エクリプスS(7月上旬・サンダウンパーク、英GI、芝約2010m)に転戦するプランもある。また、帯同する同厩舎の
スーパームーン(牡6歳)、
ルルーシュ(牡7歳)も現地での出走を予定している。
同馬は現在、茨城県のミホ分場で調整中。5月中の出国を予定しているが、直行するか
大阪杯(4月5日・阪神、2000m)を叩くかは現段階では未定となっている。
秋は
毎日王冠(10月11日・東京、芝1800m)→
天皇賞・秋(11月1日・東京、芝2000m)→
ジャパンC(11月29日・東京、芝2400m)のローテで、秋盾の連覇を最大目標に置く予定だ。
提供:デイリースポーツ