偉大な兄
オルフェーヴルに続き、何としてもクラシックへの道を切り開きたい。期待の良血馬
アッシュゴールドが重賞初制覇をもくろむ。
敗戦を糧に奮起するのみだ。前走の
朝日杯FSは8着に終わったが、池添は力負けとは思っていない。「若さが出ましたね。汗もびっしょり。返し馬から自分をコントロールできず、レース前に消耗していた」と振り返る。課題は気性の幼さから来る口向きの悪さ。「でも、(助手の)森澤さんがハミを工夫したり、イチからやり直してくれている。進歩していると思いますよ」。
オルフェーヴルを担当していた腕利きの立て直しに期待を寄せる。
1週前追い切りは栗東坂路で
ダノンカモン(9歳オープン)と併せ馬。4F54秒3-13秒6(一杯)だったが、気難しい面を見せて、ラストはバッタリ。僚馬にあっさり突き放され、2馬身遅れた。苦手な重い馬場に加え、耳まですっぽり覆うメンコの着用も逆効果だった様子。酌量の余地はあるだろう。
「まだ体も太めだったし、メンコのせいか、落ち着き過ぎてもいましたね。でも、フットワークは変わらず柔らかかった。体の成長も感じる」と池添は前向きだ。兄譲りの爆発力をフルに発揮できれば、おのずとタイトルは転がり込んでくる。
提供:デイリースポーツ