逃げた5歳ゴーステディのペースは1000m通過59秒3。このくらいのペースで引っぱってくれるともっとも時計が速くなる。また、逃げたゴーステディ自身も1分59秒1の好時計でギリギリ3着に残っている。この馬、引きつけてスローで行くより、これからはこのくらいの平均ラップで飛ばした方がいい。
勝ったのはパターン通り、若い4歳馬でなおかつ関西馬のビッグゴールド。これで東京コースの2000〜2200mは2、1、1着となった。坂を上がって競る形になってから伸びてくる馬だけに、東京コースには抜群の適性がある。1分59秒0(上がり34秒7)で乗り切れればまだ成長しそうなだけに、秋の天皇賞のころは伏兵ぐらいの位置に浮上するかもしれない。
2着に伸びてきた6歳牝馬タフグレイスはここが引退レースといわれていたが、うまくバラける位置を進んだ江田照騎手の好プレーだった。それにしても江田騎手、有馬記念のアメリカンボスから勢いに乗っている。年が明けてからも再三、再四、伏兵で大駆けし連日にわたって万馬券の主役になっている。
2番人気のイーグルカフェは57キロと恵まれたハンデだったが、追ってもう一歩スパッと切れない。これからも勝ちみの遅さはついて回る。3番人気のエアスマップは流れに乗って力は出し切っている。もう年が明けて7歳馬(旧8歳馬)。もう上がり目はない。
6歳トウカイポイントは良くみえたが案外の内容で、5歳トーヨーデヘアは2000mは長かったようだ。