昨年のセールから、オフィサー、ケイムホーム、ハビブティと、3頭の2歳G1勝馬が誕生。2歳トレーニングセールの最大手に相応しい、堂々たる実績を残した『バレッツ・マーチセール』が、今年も3月5日にカリフォルニアで開催される。167頭の上場予定馬の中から、注目馬を挙げて行きたい。
上場番号31は、日本で走りラジオたんぱ賞などを制したエーピーグランプリの全弟(父ジェイドハンター)。本場の姉ルーリングも、フランスにおける重賞入着馬である。
上場番号46は、父ゴーンウェストの牝馬。母の兄弟に2001年のインターナショナルクラシフィケーション古馬長距離部門で世界第一位となったビエナマードがいる。
上場番号58は、南アフリカの年度代表馬ウルフパワーを父に持つ牡馬。25日に行われた1回目の公開調教で、1ハロン=10秒2の好時計をマークした快速馬である。
上場番号74は、父タバスコキャトの牝馬。母オンリークイーンズがG1デモワゼルS勝馬、姉にベルデイムS、ガゼールSとG1・2勝のタクタイルがいるという、飛び切りの良血である。
上場番号100は、父プルピットの牡馬。祖母ミシシッピマッドがG1勝馬という血統に加えて、この馬自身イヤリングセールで45万ドルという高値で仕入れられているように、フィジカルな面でもトップクラスにある逸材である。
上場番号106は、昨年のこのセールで購買され、G1シャンパンS、G2デルマーフューチュリティ、G3ベストパルSなどを勝ちまくったオフィサーの全弟(父バートランド)。
上場番号125は父インエクセスの牝馬。25日に行われた1回目の公開調教で、1ハロン=10秒1の最速時計を叩き出した馬だ。姉カヴァーギャルがG2勝馬と血統も良く、注目の1頭である。
上場番号151も、1回目の公開調教で1ハロン=10秒2を出した、父ベイツモーテルの牡馬。母の兄弟にG2ケルソH勝馬ラッキーコインがおり、血統的にもしっかりしている。
来週のこのコラムで、今週フロリダで行われたファシグティプトン・コールダーセールの結果をお届けし、その翌週にバレッツの結果をお知らせしたい。