今年の七夕賞はタイミングよく、7月7日に行われる。完璧に七夕と重なったのは91年以来、実に11年ぶりのこと。当日を待つまでもなく、枠連の7−7が売れそうである。
ベテランファンの方は覚えていらっしゃるだろうが、七夕賞で7−7ブームが起きたことは過去にもある。86年に7−7で決まった(サクラトウコウ・ダイヤモンドラーン)後、87〜89年あたりのことだ。今回はその頃と、7月7日に開催された91年以来の注目度ということになるだろう。
ちなみに91年はどのような状況だったかというと、枠連7−7のオッズは55.4倍。全然人気になっていないじゃないかと思われるかもしれないが、2頭入っていたうちの1頭が単勝48.5倍のカツエイコウエース(12頭立て11番人気・11着)である。もう1頭のシーキャリアー(6番人気・単勝8.2倍)は頑張って勝ったのだが、さすがに7−7での決着は無理だった。
ちなみにこの2頭の単勝・複勝支持率が概算するに、本来7−7のオッズは200〜300倍あっていいはず。それが55.4倍だったのだから、いかに過剰人気になっていたかが分かるだろう。
ちなみに、近3年の枠連7−7と、同じものを馬連で買った場合のオッズは以下の通り。
枠連7−7 馬連
99年 72.8 190.4
00年 74.3 118.5
01年 91.3 292.7
このほか枠連の7、馬連の7番絡みも過剰投票気味になっている。
七夕賞は最終週に行われるレースということもあって外枠馬の成績自体はよく、7枠に入った馬の連対率は30.8%、単勝回収率は125%もある。しかし、枠連は7−7を筆頭に、前述のような過剰人気ぶり。ここは日付などを気にせず、「外枠馬からの馬連」で勝負したいところだ。