先週の紫苑Sから秋の3歳トライアル戦も始まったわけだが、どのレースでも問題となるのが「実績組と上がり馬タイプ、どちらを取るか」ということである。
実は先週日刊スポーツで紫苑Sの予想をしたときにちょっとした調査をしたのだが、その時の結論は「前走G1で掲示板クラスなら鉄砲でも買い、掲示板外なら消し」というものであった。
紙面では紹介しきれなかった詳しいデータを記すとこうなる。
前走着順 連対率 複勝回収率
1着 53.3% 69%
2着 45.5% 82%
3着 33.3% 62%
4着 20.0% 38%
5着 38.5% 93%
6〜9着 13.9% 53%
10着以下 7.0% 44%
※平成以降、9〜10月の3歳トライアルレースが対象。牡馬・牝馬両方含む。
5着のところがちょっと出っ張っているが、基本的には前走着順に応じて秋のトライアルでも期待できると考えてよい。
複勝回収率の数値が全体に低く見えるだろうが、上がり馬組もこんなものなので、とりあえずここでは「前走G1組を買うとするならば」という前提の話として御了解いただきたい。
以上のような話をベースにして私は「シャイニンルビーはまあ買ってもいいが、オースミコスモとヘルスウォールは要らん」と考え、馬券を外したわけである。しかし、確率をベースにした予想というのは個々の結果に一喜一憂するのではなく試行回数を増やしていくことが大切なので、同じ方針を今週も貫いてみようと思う。
というわけで、セントライト記念は出走してくるならシンボリクリスエスは買い目に入れ、バランスオブゲーム、バンブーユベントス、ヤマノブリザードは消し。ローズSではアローキャリー(桜花賞以来なのでちょっと微妙だが)・マイネミモーゼ・ユウキャラットは合格、カネトシディザイア・タムロチェリー・ツルマルグラマーは消しということになる。