いよいよ新潟も最終週、スプリンターズSの週がやってきた。
開催3週目のオールカマーがレコード決着となり、「思ったより馬場は悪くない」と言われている新潟だが、本当にそうなのだろうか?新潟芝2200mはセントライト記念とオールカマー以外オープンのレースは行われておらず(ちなみに準オープンも無い)、レコードがあるのはある意味当たり前。馬場の状況についてはもう少し考える必要がある。
そこで、まずは4回新潟3週目と2回・3回開催について、時計を比較してみよう。
まず、スプリンターズSと同じ芝1200m。先週は2歳・3歳の未勝利戦しか組まれていなかった。時計は次の通り(カッコ内は前半と後半)
2歳未勝利 1.10.4(34.2-36.2)
3歳未勝利 1.10.0(34.5-35.5)
比較対象はこちら。
7/20
2歳未勝利 1.09.8(34.9-34.9)
8/17
2歳未勝利 1.09.5(34.0-35.5)
7/29
3歳未勝利 1.09.6(34.3-35.3)
8/4
3歳未勝利 1.09.2(33.0-36.2)
8/10
3歳未勝利 1.09.3(34.1-35.2)
おおざっぱに言って、夏の盛りよりは0.5〜1.0秒程度遅くなっていると言える。
一方、中距離では先週次の3鞍があった。
1800m 1000万 1.46.0(47.1-46.5)
1800m 500万 1.46.4(46.2-47.8)
2000m 500万 1.59.6(47.3-47.0)
こちらについてはスペースの都合で比較タイムを記せないが、実は夏の盛りとあまり変わっていないのである。
しかし、だからといって「馬場は気にしなくていい」ということにはならない。「中距離は影響なし・短距離で影響あり」ということは、すなわち「オールカマーに影響なし・スプリンターズSに影響あり」という図式に繋がるからだ。
なんと言っても3連続開催の最終週。時計の出る馬場に良績のあるビリーヴあたりが人気になるようなら、むしろ時計のかかる馬場で台頭するサニングデール、サイキョウサンデーを狙いたい。まずは土曜日の時計に注目だ。