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宝塚記念連対馬を狙え

  • 2002年10月21日(月) 19時45分
 既にある漫画週刊誌でも触れたデータなのだが、あまりにきれいに傾向が出ているので、ここでもう一度詳しく説明させていただこうと思う。宝塚記念と天皇賞秋の連動性についてである。

 連動といってもサイン系馬券の人たちが好む出目などの連動ではない。そのものズバリ、連対馬が共通しているのだ。

 しかもそれが、宝塚記念の時期が最初に動いた96年以降という、きりのいいところから始まっているのである。

   宝塚記念   → 天皇賞秋着順
96年 1着マヤノトップガン   2着

   2着サンデーブランチ 不出走

97年 1着マーベラスサンデー 不出走

   2着バブルガムフェロー 2着

98年 1着サイレンススズカ 競走中止

   2着ステイゴールド    2着

99年 1着グラスワンダー    不出走

   2着スペシャルウィーク  1着

00年 1着テイエムオペラオー  1着

   2着メイショウドトウ   2着

01年 1着メイショウドトウ   3着

   2着テイエムオペラオー 2着

 ちなみにそれ以前はというと、
95年 2頭とも不出走

94年 5着と不出走

93年 不出走と10着

92年 17着と不出走

91年 不出走と18着降着

90年 4着と6着

89年 6着と11着

88年 1着と不出走

87年 不出走と1着

といった具合である。近年の距離体系整備とともに、宝塚記念→天皇賞秋が素直に繋がるようになったと言えるだろう。

 今年の該当馬はもちろん2頭。ダンツフレームとツルマルボーイ。大幅な馬体減で毎日王冠を使ったあとのダンツフレームより、12キロ増を叩かれて臨むツルマルボーイに食指が動く。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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