既にある漫画週刊誌でも触れたデータなのだが、あまりにきれいに傾向が出ているので、ここでもう一度詳しく説明させていただこうと思う。宝塚記念と天皇賞秋の連動性についてである。
連動といってもサイン系馬券の人たちが好む出目などの連動ではない。そのものズバリ、連対馬が共通しているのだ。
しかもそれが、宝塚記念の時期が最初に動いた96年以降という、きりのいいところから始まっているのである。
宝塚記念 → 天皇賞秋着順
96年 1着マヤノトップガン 2着
2着サンデーブランチ 不出走
97年 1着マーベラスサンデー 不出走
2着バブルガムフェロー 2着
98年 1着サイレンススズカ 競走中止
2着ステイゴールド 2着
99年 1着グラスワンダー 不出走
2着スペシャルウィーク 1着
00年 1着テイエムオペラオー 1着
2着メイショウドトウ 2着
01年 1着メイショウドトウ 3着
2着テイエムオペラオー 2着
ちなみにそれ以前はというと、
95年 2頭とも不出走
94年 5着と不出走
93年 不出走と10着
92年 17着と不出走
91年 不出走と18着降着
90年 4着と6着
89年 6着と11着
88年 1着と不出走
87年 不出走と1着
といった具合である。近年の距離体系整備とともに、宝塚記念→天皇賞秋が素直に繋がるようになったと言えるだろう。
今年の該当馬はもちろん2頭。ダンツフレームとツルマルボーイ。大幅な馬体減で毎日王冠を使ったあとのダンツフレームより、12キロ増を叩かれて臨むツルマルボーイに食指が動く。