スマートフォン版へ

松山弘平騎手の「あいうえおトーーク!」

  • 2011年12月07日(水) 18時00分
初年度には36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手に輝いた松山騎手。3年目も後半を迎えた今、競馬のことからプライベートまで、頭文字指定のあいうえおトークで、根掘り葉掘り聞いちゃいました。第1回の今回の質問は、「あ〜き」まで全7問。等身大の松山騎手を、たっぷりお届けします!

 
アジアヤングガンズチャレンジ(2010年)に出場。どんな思い出ですか?

松山 普通では経験できないような、貴重な経験をさせていただいたなぁと思います。いろんな国の方が集まっていたので、勉強にもなりましたし、楽しかったです。ただ、英語が話せたら、もっと仲良くなれたのに…と思いましたね。

──競馬はいかがでしたか? 日本とはいろいろと違った面があったと思うのですが。

松山 ポリトラックでレースをするのが初めてだったので、それもすごくいい経験になりました。あとは、ゲートの出方が違ったり、ゲートボーイという役割の方がいたり。また機会があれば、いろんな国で乗ってみたいです。

  
池添師はどんな先生ですか?

松山 優しくて、本当によく面倒を見てくださっています。デビューした時から、いい馬にたくさん乗せてくださいましたし、デビューした日に2連勝できたのも、先生と厩舎のみなさんのおかげです。本当に可愛がっていただいています

──怒られたことは?

松山 もちろん、あります。競馬のことや、朝の出遅れや…。でも、怒られることがないように気を付けていたので、ほとんどなかったと思います。


馬と話ができるとしたら、どんなことを聞いてみたいですか?

松山 そうですね…、全力で走っているのかどうか、聞いてみたいですね。力を出し切っていない馬もたくさんいると思うので。


AKBの押しメンは誰?

松山 大島優子さんです。ライブとか、握手会とか、行ってみたいです。部屋で曲を聴いたりもしてますし、最近は、藤岡(康太)先輩に借りたAKBのゲームをやってます(笑)。あと、月曜日のドラマ(フジテレビ系『私が恋愛できない理由』)も観てます! 
AKBは大島優子推し


大穴をあけたときはどんな気持ち?

松山 関係者の方も喜んでくださるし、僕自身もうれしいですけど、たとえば、そのときたまたま人気がなかっただけであって、その馬はもともと走る馬だったんだなって思うほうが多いですね。

──これまでに、一度だけ単勝万馬券を出していますが、覚えていますか?

松山 ……シゲルタックですか?

──その通りです(2010年11月13日・京都10R・比叡S)。松山さん自身、自信があったレースですか? それともビックリ?

松山 難しい馬でもあったので、あえて大逃げしたんですよ。あまり切れる脚はないけど、バテないタイプの馬で、だから長くいい脚が使えるな、と思って。先生(田中章師)からも「無理に引っ張らないで、行けたら行っていい。好きに乗っていいよ」って言われていたので、“勝つならこう(大逃げ)するしかないんじゃないか…”と考えて、臨んだレースでしたね。普通は、大逃げしても捕まるケースほとんどですが、あのときは馬が本当に頑張ってくれました。

──ちなみに、松山さんは1番人気での成績もなかなかのものです。

松山 えっ!? よくないですよ。自分では、1番人気でよく飛ぶイメージがあるんですけど…。

──そんなことないですよ。勝率もトータルで3割近くありますし、連対率も5割7分。だから、プレッシャーには強いほうなのかな、と。

松山 僕のなかでは、1番人気に乗ると勝てないなぁっていうイメージが強くて。緊張するわけじゃないんですけど、相性があまりよくないのかなと思ったり。3番人気くらいがちょうどいいような気がするんですけど(笑)。でも、やっぱり1番人気で勝ちたいですから、そういうデータは励みになります。


外国人ジョッキーのすごいと思うところはどんなところですか?

松山 がっちり押さえながら、いつでも馬を動かせる状態にあること、それから、やっぱり追えるなって思います。そこまでの持っていき方もすごくうまいですし、あとは、鞭の持ち替えだったりとか、すごいなぁと思います。

──とくに注目している方とかいますか?

松山 みなさんすごいですけど、去年はスミヨン騎手に注目してましたね。


菊花賞(昨年)でGI初騎乗。初めてのGIはいかがでしたか?

松山 すごく緊張しました…。お客さんの数もいつもと全然違いますし、それ以前に、まさか2年目の僕がGIに乗れると思っていませんでしたから。実際、うまく乗れなかったんですけどね。
菊花賞でGI初騎乗

──難しいコースですものね。

松山 そうですね。距離も長いですし。ただ、スタートする前は緊張してたんですけど、ワクワクというか、うれしい気持ちもありました。今思えば、気持ちよかったですね。

【次回のキシュトーーク! は?】
次回の頭文字は「く〜と」。くやしかった出来事や大好きな馬、デートしてみたい芸能人まで、直球トークで松山騎手の素顔に迫ります。

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング