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松山弘平騎手の「あいうえおトーーク!」第3回

  • 2011年12月21日(水) 18時00分
初年度には36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人機種に輝いた松山騎手。3年目も後半を迎えた今、競馬のことからプライベートまで、頭文字指定の『あいうえおトーク』で、根掘り葉掘り聞いちゃいました。第3回の今回の質問は、「な〜む」まで全13問。ご自身の性格についてや、新潟開催でのエピソードなど、今週も盛りだくさんでお届けします。



なんでも夢が叶うとしたら、今、一番叶えたい夢はなんですか?

松山 GIを勝ちたいです。なかでもやっぱり、日本ダービーを勝ちたいです。


新潟でのご活躍が目立ちますが、今回の開催を振り返ってひと言。

松山 新潟は難しいですね。今回の開催は、雨が降っていることが多かったので、余計に難しかったです。内が悪くなってきていて、じゃあ外が伸びるかっていったら、意外と内が残ったり、でもやっぱり外が伸びたり。だから、芝はけっこう読めませんでした。たぶんダートのほうが成績がいいんじゃないかな…と思うんですけど。

──いえ、新潟では、芝の短距離の成績がいいようです。

松山 えっ…、ホントですか? じゃあ、(芝を)読めていたっていうことですね(笑)。


ヌードが決まりそうな肉体美を持つジョッキーといえば誰?

松山 マッチョっていうことですよね? え〜と、川須です。いつもトレーニングをしてますよ。もちろん僕もしてますけど、川須は本当にムキムキです(笑)。体質もあるんでしょうけど、彼はホントに毎日、一生懸命トレーニングしてます。


眠れないほど悩んだことはありますか?

松山 悩みはありますけど、あっても寝ちゃいます(笑)。悩んでいても、普通に眠くなりますから(笑)。


のんびり屋ですか、それともせっかちなほうですか?

松山 自分ではせっかちだと思ってるんですけど、周りからは“のんびりしてる”って言われるんですよねぇ。たぶん、喋り方でそう思われてるんだと思うんですけど…。時間とかにも、けっこう厳しいタイプなんですけどね。


初騎乗初勝利の瞬間は?

松山 「あ、勝っちゃった」という感じでした。レース中は、もう本当になにも考えられなくて、どうしたらいいんだろう…っていう感じでずーっと乗っていて。5番人気で、僕は全然うまく乗れなかったんですけど、馬が本当に強くて。終始、外を回って。それでも何馬身か離して勝ってくれたので、相当強かったと思いますよ。ゴールした瞬間は、「やっちゃった…いや、やったぁ!」みたいな感じでしたね(笑)。

──デビューした日が、誕生日だったんですよね。

松山 そうです。あの日は最高の誕生日でしたね。今思うと、デビューした日に2勝できたのが不思議です。今、1日2勝しようと思ったら、すごく大変ですから。

誕生日に初勝利!


人より優れていると思う、ジョッキーとしての武器はなんですか?

松山 人より優れている…思い浮かばないんですけど(笑)。ん〜、ちょっと空回りしてるところもあるとは思うんですけど、がむしゃらというか、気持ちで負けないように、とはいつも思ってます。気持ちで負けていたら、やっぱり勝てないと思いますし。調教でも、人に見られている意識があるので、うまく見せたいとは思います。とにかく馬に乗るときはいつでも真剣に、という意識を持って取り組んでいます。


フリーになったきっかけは?

松山 競馬界全体の厩舎制度が変わったからです(一厩舎あたり、13人から12人に従業員を削減)。だから、フリーになったからといって、なにも変わったことはありません。


ヘタくそだなぁと自分で思うのはどんなところですか?

松山 いっぱいありますけど、やっぱり姿勢が高くなってしまうところですね。調教のときから、姿勢が高くならないように意識して乗ってます。


北海道で騎乗された(2010年)印象はいかがでしたか?

松山 4頭しか乗っていないので、あまり印象はないんですけど…。でも、上のジョッキーの方々がたくさんいらっしゃる開催ですから、いつかは滞在して参戦してみたいなと思っています。


まだまだ自分は未熟だなぁと思うところは?

松山 折り合いをつけること。あとは、もっと追えるようになりたいですね。未熟なところは、たくさんあります。


3日間お休みがあったら、なにをしますか?

松山 海外旅行に行きたいです。

──3日ですよ。韓国、グアム、サイパン…。

松山 ハワイは行けませんか?

──超弾丸ツアーになりますが(笑)。

松山 そっかぁ(笑)。じゃあグアムに行きたいです。ビーチでのんびりしたい。


ムカッとしたひと言は? 

松山 ないですねぇ。ひどいヤジもあまりないので。「がんばれよ〜」って、言ってくださる方のほうが多いです。

──そういう声援は、やはりうれしいものですか?

松山 ああ、見てくれてるんだなぁと思います。新潟では、毎回必ず、パドックで『松山、頑張れ!』って言ってくれる男の人がいたんですよ。頑張らなきゃ!って思いましたね。ホントに毎回だったので、どんな人なんだろう…とちょっと興味を持って、振り向いて見たかったんですけど、あんまりキョロキョロするのもアレなので、やめておきました(笑)。

【次回のキシュトーーク! は?】
次回の頭文字トークは「め〜ん」。レース中の会話やライバル、んなアホな! という出来事などなど、ゴールの「ん」まで一気に突っ走ります!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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