初年度には36勝を挙げ、JRA最多勝利新人騎手に輝いた松山騎手。3年目も後半を迎えた今、競馬のことからプライベートまで、頭文字指定の『あいうえおトーク』で、根掘り葉掘り聞いちゃいました。最後となる今回の質問は、「め」〜「ん」まで全13問。日々のトレーニングのエピソードから「んなアホな!」な出来事まで、等身大の松山騎手をお届けします。
め名手とは、どんな騎手を指すと思いますか?
松山 騎乗技術が高いのはもちろんですが、人付き合いなどの人間関係も、きちんとされている方だと思います。
ももっとうまくなるために、今現在、取り組んでいることはありますか?
松山 トレーニングしたり、木馬に乗ったり、ビデオを観たりしてます。
──木馬に乗ることで、どんな効果があるんですか?
松山 あくまで僕の考えですけど、木馬に乗ることが、馬に乗るときに必要な筋肉を一番鍛えられると思うんですよ。だから、僕は木馬でのトレーニングを一番大事にしてるんです。大きな鏡の前にあるので、姿勢も確認できますし。実戦でも、木馬に乗っているように乗りたいなといつも思うんですけど、なかなかうまくいきませんね。
や辞めたいと思ったことはありますか?
松山 ないです。つらいなぁ、と思うことはありますけど、辞めたいと思ったことは一度もありませんね。
ゆ夢はなんですか?
松山 GIを勝つことです!
よ酔っ払うと、どうなりますか?
松山 ん〜、陽気になります(笑)。たぶん、普段よりよくしゃべるようになると思います。あと、最初顔が赤くなるんですけど、すぐに冷めるんですよね。最後のほうは、青くなってるかもしれない…(笑)。それほどお酒は強くないんですけど、酔ってもすぐに冷めるので、回復力は早いほうだと思います。
らライバルは誰ですか?
松山 同期全員です。
りリーディング順位は気になりますか?
松山 なります。けっこう、チェックしてます。
──毎年、リーディング順位や勝ち星など、具体的な目標は立てますか?
松山 はい。1年目は、新人賞を獲りたかったので、30勝以上を目標に(36勝)。2年目は、1年目以上に勝つことを目標にしました(30勝)。毎年、前の年より勝ちたいなって思うんですけどね。今はなんとか、3年以内に100勝して、自力で減量を取りたいと思ってます。
──100勝まで、あと14勝ですね(11月20日終了時点で86勝)。
松山 そうなんです。でも3カ月で14勝って、けっこう難しいんですよ…。
るルールがたくさんある競馬界ですか、おかしいと思うルールは?
松山 ん〜、とくにないですね。
れレース中、大声を出したり、怒鳴ったりしますか?
松山 僕はあんまりしないです。ただ、命がかかってるので、危ないときは声を出しますね。『います!』とか…。
──『います』?
松山 そうです。ちょっと危ないときとか、『僕、ここにいます』っていうことを、周りの人に伝えなければいけないので。
──後ろから、先輩に『どけ!』って言われたら?
松山 もし言われても、僕は絶対にどきませんよ(笑)。
ろローカルではなく、やはり中央開催を中心に乗っていきたい?
松山 はい。ただ、今はローカルじゃないと、数が集まらないので…。やっぱり数を乗らないと、技術も磨けませんし、結果も出ないと思うんです。だから今は、ローカルでもっと目立って、中央に行ってもたくさん乗せていただけるようになりたいです。ただ、前に行く競馬が好きなので、小回りのコースは好きですね。
わ若手騎手の台頭がめざましい昨今ですが、やはり、後輩や同期の成績は意識しますか?
松山 はい。やはり、同期のなかでは目立つ存在でいたいですね。そうやって勝ち上がっていかないと、この世界は生き残っていけないなと。もちろん、みんながみんな、(上に)上がっていければいいんですけど、そんなに甘くはないですからね。
ヲタクな趣味はありますか?
松山 ん〜、とくにないですね。
んなアホな! と思ったエピソードを教えてください。
松山 お尻を噛まれました(笑)。
──誰に!?
松山 大下先輩です。大下先輩の家で、横になってテレビを観てたら、突然“カプッ”〜ってやられました。単なるいたずらなんですけどね。んなアホな(笑)!
【次回のキシュトーーク! は?】
3年目に栗東へ移籍し、大躍進! ツインズの兄・国分優作騎手の『あいうえおトーク!』をお届けします。更新は1/11(水)になります。ご了承の程よろしくお願い致します。