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国分優作騎手の「あいうえおトーク!」第1回

  • 2012年01月11日(水) 18時00分
美浦から栗東へ、移籍初年度となった昨年は、前年の3勝から一気に45勝まで勝ち星を伸ばし、大きな飛躍を遂げた国分優作騎手。今回は、そんな優作騎手を、頭文字指定の『あいうえおトーク』で直撃しました。第1回は「あ」〜「こ」まで全10問。一風変わった(?)優作ワールドをお楽しみください!


アイルランド大使特別賞(競馬学校において、もっとも成績が優秀だった生徒に与えられる賞)を受賞されましたが、正直、自信があった?

優作 乗馬には自信があったんですけど、走路騎乗になってから案外だったので、自信はなかったですね。獲れればいいな…とは思ってましたけど。

──みなさん、在学中から、アイルランド大使特別賞は意識されてるんですか?

優作 多少意識してたと思いますよ。もらえるものはもらいたいですから(笑)。国枝先生も喜んでくださったので、受賞できてよかったと思います。


一番仲のいいジョッキーは誰ですか?

優作 恭介も含めて、同期(栗東所属は、国分兄弟と松山弘平騎手。美浦所属は小野寺祐太騎手)はみんな仲がいいですね。人数も少ないですし。ほかの期に比べても、かなり仲がいいと思います。


内田博幸騎手を目標として挙げていましたが、どんなところがすごいと思いますか?

優作 やっぱり追えるところです。競馬学校では、途中からトレセン実習が始まるんですけど、国枝厩舎によく手伝いにいらしていて、そのころからずっと憧れていました。


AKB48の押しメンはいますか?

優作 いません。AKBよりNMBのほうが気になります。拠点がここから近いし、会える可能性がありそうなので(笑)。でも僕、アイドルとかにあまり興味がないんですよね。

──では、好きな芸能人はいない?

優作 阿部サダヲさんが好きです。

──渋いんですけど…。


弟・恭介さんに『ここだけ負けない!』というところは?

優作 一応、僕が兄なので、全部負けたくないですけど、『ここだけは』となると…、あ、身長だけは絶対に負けません!

──えっ? 違うんですか?

優作 はい、僕のほうが大きいんです。一時期、並びかけられてヒヤヒヤしたんですけど、もう抜かれることはないと思います。

──そんなに違いますか?

優作 いえ、1cmも違わないと思いますけど(笑)。

身長は弟に負けません!


外国人ジョッキーと日本人ジョッキーで、違うなぁと思うところは?

優作 馬の扱いからして全然違うんでしょうけど…。真似しようと思ってもできないというか。外国人ジョッキーとは、騎手になるまでのステップがまず違いますよね。海外では、見習いの時点でトップにならないと、騎手にはなれないそうなので。でも、日本人ジョッキーには日本人ジョッキーの良さがあると思うので、そこを追求していければと思っています。

──たとえば、どういったところですか?

優作 人によると思いますけど、競馬にしても馬の扱いにしても、日本人は几帳面というか、丁寧な気がします。いろんな意味で、こだわりが強いような気もしますし、それもいいところではないかと。


騎手にならなかったら、今ごろ何をしていると思いますか?

優作 ん〜、何をしてるんでしょう…。大学に行ってるかもしれませんね。

──優作さんは、勉強もできるとお聞きしましたよ。

優作 中学校2年生くらいまでは、成績が良かったんですが、そこからはもうチンプンカンプンです(笑)。でも騎手になっていなかったら、勉強を頑張って、なにか資格を取ったりしていたかもしれませんね。意外と安定志向なんです。


国枝先生はどんな先生ですか?

優作 頭がすごく良くて、楽しい方です。よく冗談をおっしゃってましたね。

──国枝先生も双子だそうですね。

優作 そうなんです。「全然似てないけどな」っておっしゃってましたけど。先生いわく「顔の良さも頭の良さも、俺がいいところを全部取っちまった」らしいです(笑)。


減量の恩恵がいよいよなくなりますが、なにか思うところはありますか?

優作 そうですね。ただ、恭介はもう取れてますし…。本当は恭介のように、自力で取れたら一番良かったんですけど。あと約2カ月は1キロ減で乗れるので、その間にいい結果を残して、リズムよく4年目に入りたいです。


5月の京都開催で、とんでもない単勝万馬券を演出しました(5月28日京都3R/3歳未勝利・16番人気レスタービートで1着。単勝34,830円)。ゴールした瞬間は?

優作 “強いなぁ”と思って掲示板を見て、最初は(単勝)3000円台だと思ったんですよ。でも、よくよく見たら一桁違っていたので(笑)、ビックリしました。あのとき、人気を確認していなかったので、もっと人気してるもんだと思ってたんですよ。

──大穴をあけたレースもありましたけど、今年は1、2番人気馬にもずいぶん騎乗されましたね。

優作 はい。たくさん乗せていただきました。1番人気に乗せていただけるだけでもありがたいです。人気がない馬もそれはそれで、思い切った競馬ができるので、いろいろ勉強になります。

【次回のキシュトーーク! は?】
次回の質問攻撃は「さ」〜「ぬ」。「座右の銘」や「なんでも夢が叶うとしたら…」などなど、珍回答続出!?

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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