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国分恭介騎手の「あいうえおトーク!」第3回

  • 2012年02月22日(水) 18時00分
昨年の10月末に見事100勝を達成し、自力で減量をクリアした国分恭介騎手。いよいよ勝負の4年目を迎えます。「あいうえおトーク」第3回は、「ね」〜「も」まで全12問。マカオの招待レースで目撃した、外国人ジョッキーたちの意外な行動とは!?


願い事がひとつ叶うとしたら?

恭介 海外のGIを勝ちたいです。なかでも、凱旋門賞を勝ってみたい。

──ちなみに、優作さんは『貴重な特許を取って、自動的にお金が入ってくるようになること』だそうです。

恭介 あいつ、バカですね(笑)。


乗り替わりが多い昨今。どう受け止めていますか?

恭介 悔しいですけど、今の自分の立場を考えたら、仕方がないなっていう気がしますね。僕が馬主さんだったら…って考えると、やっぱり上のジョッキーに乗ってもらいたいと思うでしょうしね。ただ、僕個人の感情でいえば、ものすごく悔しいです。

──悔しさや憤りが、顔に出てしまうほうですか?

恭介 自分では出さないようにしてるつもりなんですけど、人にはよく『顔に出る』って言われます。


初めてのGI騎乗(10年エリザベス女王杯・テイエムプリキュア17着)の思い出は?

恭介 あのとき、実はちょっと肘が痛くて…。その日に乗った新馬が全然乗せてくれない馬で、パドックと地下馬道で3回も落とされて。そのときに肘を踏まれたんです。そんななかでのGIだったので、今となっては痛い思い出です(笑)。

──緊張はしましたか?

恭介 普段は緊張するんですけど、あのときはお客さんの歓声を聞いているうちに、緊張よりもドキドキワクワクのほうが大きくなりました。緊張でいえば、一昨年のセントウルSが一番緊張しましたね。前日の新聞で僕の馬(スカイノダン)が1番人気になっているのを見て、その夜は全然眠れませんでした。


人より優れていると思う、ジョッキーとしての武器はなんですか?

恭介 スタートが得意です。だから、『前に行け』と指示されたら、かなりの確率で行けると思います。

スタートが得意です

スタートが得意です


双子で良かったと思うこと、逆に嫌だなと思うことは?

恭介 良かったなと思うのは、ひとりよりふたりのほうが存在感が大きいと思うので、そのあたり、仕事に関してはプラスかなと思います。嫌だなと思うのは…、やっぱり自分と同じ顔がいるのは嫌ですね(笑)。


変な癖はありますか?

恭介 癖とはちょっと違うかもしれませんけど、悪い方向に考えすぎてしまうところがあります。競馬にしても、その場その場で的確に判断して乗れるようになりたいと思うんですけど、ついつい作戦とか考えすぎてしまいます。


北海道には、昨年初めて参戦されました(1回函館3週目に合計7鞍騎乗)。激戦区といわれますが、実際に騎乗してみた印象は?

恭介 とにかく霧が濃い週で、返し馬のとき、前が見えなかったことを覚えてます。レースに関しては、たった1週の騎乗でしたから、他場との違いを感じるまではいきませんでした。


マカオ見習い騎手招待レースでの思い出を教えてください。

恭介 南アフリカのジョッキーが、ガールフレンドを連れてきてました(笑)。そのガールフレンドを巡って、何人かのジョッキーが争っていたような…。まぁ、どういう事情があるのか、詳しくはわかりませんけど(笑)。みんな英語で話すので、改めて、英語は大事だなと思いましたね。

──レースはいかがでしたか?

恭介 レースは怖かったです。日本のような、きれいな競馬じゃないので。ただ、もっと海外で乗りたいっていう気持ちが強くなりました。


三日間休みがあったら、なにをしますか?

恭介 ん〜、温泉旅行か、海外旅行か…。近場でいいから、日本から離れたい。


ムカッとした野次は?

恭介 僕、けっこう人気を飛ばすので(笑)、そういうときは“なにか言われるだろうな…”って覚悟してるんですけど、今のところ言われませんね。人気のない馬に乗ってるときは、レース前に“恭介! 一発あるぞ!”とか、声をかけられます(笑)。


名手と聞いて、パッと思い浮かぶジョッキーは誰ですか?

恭介 ん〜、横山(典)さん、(武)豊さん、岩田さん、福永さん……たくさんいますね。みなさん名手だと思います。


もっと巧くなるために、取り組んでいることはありますか?

恭介 体がそれほど柔らかいほうではないので、柔軟体操には力を入れてます。あと、ホットヨガも最近通ってます。昔より、だいぶ柔らかくなりました。

【次回のキシュトーーク! は?】
次回の『あいうえおトーク』は、「や」〜「ん」まで全11問。恭介騎手が語る“ルーズな自分”から、んなアホな! なショックな出来事まで、意外な一面が明らかに!?

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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