おかげさまで、2年ぶりの福島開催初日の「ウイニング競馬」は無事に放送することができました。
それどころか、4月の初登場以来不振にあえいでいた(?)キャプテン渡辺さんが、土曜日の第10レースで2万円台の3連単を見事にゲット!夏競馬の中継は好スタートを切ったと言ってもいいでしょう。
さてここでみなさんにご報告です。先週の当コラムでネタにした福島競馬場内某売店のトマトときゅうり、今年も売っていました。値段は2年前と同じでトマト150円、きゅうり100円。味や大きさも以前と変わらず、ちょっとホッとしています。
お店の方の話によると、「(本店が)市場から仕入れているので、産地はどこかはわからない。(県内産は)ちゃんと検査をしてるので大丈夫ですよ」とのこと。近所の畑で獲れたものを売っているわけではなさそうですが、新鮮でおいしいものが食べられたのですから、よしとしておきましょう。
トマトときゅうり同様、2年前と変わらなかったものが他にもありました。飯坂温泉の某旅館です。そこのお風呂は、飯坂の旅館の中ではそう多くない源泉掛け流し。日帰り入浴もOKなので、毎年一度は、福島入りした金曜日の夕方に浸かりに行っていました。
実は、新潟競馬出張のたびに立ち寄っていた弥彦温泉のとある老舗旅館(そこのお湯も源泉掛け流し)が、去年の震災後、温泉が出なくなって廃業しちゃったんです。
太平洋側で起きた地震が、新潟の温泉に影響を及ぼすなんてちょっと信じられません(ひょっとしたら、長野の栄村で起きた地震のせいかも)。何とも残念な話です。なので、飯坂は大丈夫かと気になっていました。
でも、こちらもひと安心。その旅館のお風呂には、かなり熱めの源泉がこんこんと注がれていました。今開催中にもう一度入りに行こうと思っています。
飯坂温泉へは、福島駅からローカル私鉄(福島交通飯坂線)で30分弱。私が“通っている”旅館の日帰り入浴は夜9時までとなっているので、競馬が終わった後にひと風呂浴びて、それから新幹線で東京に帰ってくることもできます(もちろん、泊まったっていいんですよ)。
そうそう、飯坂線の福島駅では、同線の1日乗車券と飯坂温泉で立ち寄り可能な旅館の入浴券1回分がセットで1000円という切符を売っていました。福島〜飯坂温泉を往復すると720円。旅館の立ち寄り入浴はたいがい500円からなので、これは相当お得。電車の切符は乗り降り自由ですから、温泉の帰りに桜水駅の近くにある評判の焼肉屋(パドック解説でおなじみ、吉沢宗一サン御用達)で食事して帰る、なんていうふうにも使えます。
なにはともあれ、福島でいろいろ楽しむということは、福島の復興にも役立つはず。みなさんも夏の福島競馬にぜひどうぞ!