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『死角らしい死角が見当たらない』宝塚記念、血統評論家・栗山求氏の見解

  • 2013年06月17日(月) 15時00分
オルフェーヴルの回避により、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノ4歳3強対決の行方は…。そこで、本日から3日間連続で「血統」「過去データ」「調教」各分野のプロが、3強分析と狙いたい穴馬を特別公開。初日の今回は血統評論家・栗山求氏の見解をお届けします!

 内回りの芝2200mが舞台なので、粘りや持続力がモノを言うタフなレースとなりやすい。馬場改修後の07年から昨年まで、レースの上がり3ハロンは一度も35秒0を切ったことがない。

 過去の成績を振り返ると、09年以降の4年間にステイゴールド産駒が3勝(ドリームジャーニー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴル)している。このほか、ロベルト、サドラーズウェルズ、リボー系、ダンジグといった血は持続力を補強するのでチェックしたい。

天皇賞・春を制したフェノーメノ

天皇賞・春を制したフェノーメノ

 天皇賞・春を制したフェノーメノは、前述のとおりステイゴールドを父に持ち、ダンジグ系のデインヒルが母の父。母方にデインヒルを持つステイゴールド産駒といえば10年に宝塚記念を勝ったナカヤマフェスタと同じ。しかも、両馬とも母にリボー系のクロスを持つ点まで共通している。

 天皇賞・春の上がり3ハロンは36秒2。この馬が得意とする終いのかかる流れだった。昨年、東京コースのGIで2、2、5着と勝ち切れなかったのは鋭さ負けであり、この馬の粘りと持続力を活かすことのできる宝塚記念では、死角らしい死角が見当たらない

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