残暑お見舞い申し上げます。
栗東は…あいわからず暑いです!それでも、午前7時くらいまではだいぶ涼しさを感じるようになりました。本州本土でこれなので、南下したらどうなることやら…。
今週、宮崎に引退したツルマルツヨシを預けている西園厩舎の中西厩務員と話していたのですが。ツルマルツヨシが余生を過ごしている宮崎は栗東より暑いそうですね。それでも、ツヨシの住む馬房は風通しを保てている、と聞きました。
「できれば何か、ツヨシに暑さ対策をしてあげたいね」
いまの天気は、これまでの日本の風土とは明らかに違う“異常気象”でしょうが、実はこのような現象はずいぶん前から起きていて。来年からサクッと20世紀に我々が過ごしたような気候に戻るとは考えにくい…ですよね?だったら、いまできることを精いっぱいしよう。そう考えたんです。
そこで、今年はツヨシにスタミナ増強に聞きそうな食べものを送るのはどう?という話になりまして。これから各方面と調整し、とにかくなにか今できる施しをすることになりました。ツヨシの余生を一緒に見守って下さっている会員さんらと調整を進めつつ、とにかく"いま"出来ることを精いっぱい頑張っていきたいと思います。
目をひく走りを見せているルージュエブラン
さて!今週は小倉の牝馬の新馬戦に注目しています。
千田厩舎のルージュエブラン、これが結構走りそうなのです。調教はまだまだまだまだゆるいのですが、センスがひじょうによく目をひく走りを見せています。
「血統どおり、パワータイプですね。まだ詰めた調教はしていませんが、奥は深そう」と担当の片山助手。ホワイトマズルにサンデー系の牝馬。さらにレッドチリペッパーの血も入っています。従順で大人しい、というより"ピリリと辛い"ところをみせてくれたほうが期待は高まりますよ!
さらにもう1頭、気になって仕方ないのが松永昌厩舎のウィステリアカット。こちらも実にいいんですよ。彼女は“化ける”可能性を大いに秘めています。というのも、追い切りの時計なんて軽く好タイムを出してしまうのです。
気になって仕方ないウィステリアカット
「今週の水曜日、坂路で54.3-38.6-25.0-12.6の時計を出しました。これ、馬なりです。実にラクに坂路をのぼっていた。これは走りそう」と、中山助手もかなり期待を寄せているようでした。
ただ、牝馬特有のきまぐれな部分もあり、どれだけレースでその実力を発揮できるかは未知数。ブリンカーなど馬具に頼りながらデビュー戦を迎えます。
「まずは、うまくレースに慣れてくれれば。そう言いながらも、あっさり勝つだけの素質は秘めている」(中山助手)
普段は実に大人しく、可愛らしい女の子。厩舎では、おっとりリラックスしています。この余裕をうまくレースに持ち込めれば、中山助手のいうとおり「あっさり」結果を出す可能性も高いです。うーん、楽しみっ!
最後に、シゲルスダチ。今週は北九州記念に登録がありましたが、回避。2週後に予定されている自己条件の北九州短距離Sに目標を定めて調整しています。というわけで、今週は追い切りもお休みです。
スダチくんの分までエテルネル頑張れー
「来週はレース1週前だから追い切るけど、今週は速い調教もお休み。それもあって、元気が余って余って仕方ない(苦笑)」と塩満助手。
おそらく来週の週中に行われるレース1週前追い切りが終われば“ガス抜き”になって余裕ができるんでしょうが…。走りたいのに適したレースがないというのも、なかなか罪ですよね。でも、それもスダチくんのレース人生においての"試練"なのかもしれません。スダチ、頑張れー!!
北九州記念は西園厩舎からマイネルエテルネルとハノハノが出走。とくにマイネルエテルネルは夏巧者で担当する甲斐助手はスダチの前任者でもあります。体はムッキムキですし、実に元気!スダチの前の担当者さんがてがける馬ですし、これも何かのご縁です。スダチくんの分までエテルネルに頑張ってもらいたいですね!