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オールカマーは、目立たぬコース巧者狙いで大穴ゲット!

  • 2013年09月19日(木) 18時00分
担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週というか今週というか、とにかく変則の3日間開催はお疲れ様でした。

石橋 武(以下、石) いや〜、ホント疲れた(笑)。変則開催のうえに台風の影響もあったのでねぇ。皆さんも大変だったでしょう。

 僕なんかは好きに馬券を買うだけですから(笑)。でもそんななかでも、単勝二頭流の勝負予想では7万馬券(土曜日 中山9R 古作特別)だ、4万馬券(日曜日 中山11R ラジオ日本賞)だと相変わらず暴れまくってましたね。

 暴れまくってはないけど、変則開催かつ、あの天候のもとでの競馬ということを考えれば悪くはなかったかなと。

 いやいや、この秋競馬に思いっきり期待を持っちゃうような結果だったじゃないですか。あえてプレッシャーをかけておきますけど(笑)。

 早いもので来週にはもうG1が行われるんだもんね。皆さんの期待に応えられるようにがんばります。

 ではさっそく今からがんばっていただくということで、今週の注目レースはオールカマーということなんですが。

 舞台としては先週のセントライト記念と一緒だね。中山芝2200mということで。

 ええ。そういえば石橋さんはセントライト記念も本命◎ユールシンギング(1着)、△ダービーフィズ(2着)と、さすがの評価でしたけど、何か狙い方のコツみたいのがあるんですか?

 コツと言われるとちょっと困っちゃうんだけど、一番ベタなのはやっぱりコース巧者を選ぶということだよね。

 とは言いつつも、さっきの2頭って中山ではさほど目立った成績を残していなかったですよね。

 3歳馬だけにレース実績自体が少ないんだよね。だからこそ、セントライト記念なんかをまだその片鱗を見せていない隠れた中山巧者を探す作業が必要だったりするんだけど。

 となると、(レース実績の多い)古馬戦のオールカマーのほうがわかりやすいということですよね。

 そうだね。中山コースでの好走が実際に数字として表れているわけだからね。ただ、そういう馬って人気になりやすいでしょ?

 たしかに。あからさまな中山巧者って、すぐバレちゃいますもんね。今回もダイワファルコンとか出てきますけど、やっぱり人気ですし。

 でしょ。だから結局穴馬を見つけるためにはまだ中山経験の少ない馬とか、数字上は負けているんだけど、その実、見どころのある馬だったりとか、そういう馬を探していかなきゃいけないんだ。

 やっぱりそう簡単には穴を獲らせてもらえませんね(笑)。でも、中山適性のある馬ってどうやれば探せるんですか? なんか簡単な方法がないですかね?

 すごく簡単に言うと、阪神の内回りとか福島とか、小回りでタフなコースでの成績がいい馬をチェックしてみるとかね。あとは反対に東京コースとか京都で鮮やかに差し切った馬の評価を落とすとか。こういう馬は勝ち方が派手なだけに人気になることが多いだけに、飛んでくれると配当的にも大きいお得な馬なんだ。

 なるほど。では、その点を踏まえて、現時点での穴馬候補を教えていただけますか?

 そうだな、じゃあまずはヴェルデグリーン。

 ああ、たしかに。今年に入ってからの4戦で、すでに中山コースで2勝を挙げてますね。

 前走みたいな新潟の長い直線では脚が持たないというのも、むしろいいんだ。3走前の東京での勝ちもスローを前めで折り合って抜け出すという、いわば東京コースらしからぬ勝ち方だったし。

 たしかに長い直線を利して、差し切るという勝ち方ではなかったですね。

 中山芝コースで【3-1-0-2】と、数字上も中山巧者ではあるんだけど、休み明けとか前走の大敗とかもあって、まだ注目を集める存在ではないからね。穴馬としては面白いかなと。

 なるほど。

 続いてはサトノアポロ。穴馬と呼ぶにはちょっと人気するかなという気もするけど。

 ん〜、下手したら2、3番人気とかもあり得ますよ。

 そうかな〜、そこまで人気する?

 僕ら人気読むのヘタクソですからね(笑)。ここ2走は負けていますし、どうなるんだろう……。

 その2走の負け方がいいなと思って。2走前は直線での不利の影響も大きかったけどね。前走は最後についていけなくなる感じだったでしょ。今回と同じ舞台のAJCCでは4着に負けたけど、先行勢が残るなか外を回して追い上げてきた競馬にはみどころがあった。

 現に中山コースで3勝を挙げていますし、中山巧者といっていいでしょうね。

 そうだね。あとは出られるかどうか微妙なところではあるけど、カリバーンもチェックしておこうか。

 2年前のオールカマーでは3着に好走しましたけど、近走の成績があまりにもな感じが……。

 まあね。ただ今春の中山記念は前が詰まって追い出しがかなり遅れたけど、外に出してからはこの馬なりに伸びてきているし、あとは距離不足とかキレが要求されるコースだったりとか、不向きな競馬が続いているのも事実。重賞でも好走を見せた得意のコースで巻き返しを期待したいね。

 そういうことか〜。無事に出走してきたらぜひとも頑張ってもらいたいですね。

 最終結論でこの馬に印を打っていたら、どんなに人気がなくても押さえておいてほしいね。

 ええ、びびらずにちゃんと買いますよ。じゃあ、現時点では上記の穴馬3頭に注目ということで。今週は競馬が終わってまたすぐ競馬という感じで忙しいと思いますが、週末の最終結論を楽しみにしてますね。

 もちろん。週末(金・土の夜)にはブログで二頭流該当馬も無料で公開しているので、そちらも合わせてチェックしていただければと。

 わかりました。石橋さん、お忙しいなかありがとうございました。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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