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どれだけ自分を知っている!? 松山弘平騎手の『自分検定』(4)

  • 2013年11月27日(水) 18時00分
松山弘平騎手の『自分検定』

 松山弘平騎手の『自分検定』

松山騎手の『自分検定』もいよいよ最終回。「もっとも勝率のいい馬番は?」「唯一勝率2割を超えている厩舎は?」「飛び抜けて勝率がいいクラスは?」などなど、今回も“松山馬券”のヒントが盛りだくさん!
(取材・文/不破由妃子)


◆唯一、勝率2割を超えている厩舎…思い出せない!

Q13 馬番別に松山騎手の成績を見たところ、ひとつだけ11.2%という2ケタの勝率をマークしている馬番があります。さて、何番でしょうか?

松山 10番!

──違います。

松山 8番!

──正解です。1番から18番まであるなか、2番目に正解が出たということは、ご自分でも意識があったんですね。

松山 僕、真ん中あたりが好きなんです。6番、8番、10番あたりが。だから、なんとなく見当が付きました。あと、1番での勝率も良くないですか?

──おっしゃる通り、勝率7.9%で、14番(8.6%)、3番(8.1%)に次ぐ4位です。

松山 やっぱり。僕は内目のほうが好きなんですよね。でも、14番が勝率2位か…。ん〜、やっぱり関係ないのかな(苦笑)。


Q14 10回以上騎乗している厩舎で、唯一勝率が2割を超えている厩舎があります。さて、どこの厩舎でしょうか?

松山 牧田厩舎、本田厩舎、加用厩舎…。

──牧田厩舎は勝率19.0%で2位です。あの〜、思いついた厩舎をどんどん言っていったら、正解はあげられませんよ(笑)。ちなみに、本田厩舎でも加用厩舎でもありません。3位は梅田厩舎で、勝率18.2%です。

松山 ですよね(苦笑)。え〜、ちょっと時間をください…。

ちょっと時間をください…

ちょっと時間をください…

──ヒントは、リーディング上位の有力厩舎です。

松山 あ、池江厩舎ですね! ローカルでいい馬に乗せていただいてますから。絶対そうだ、池江厩舎だ!

──違います。ただ、おもにローカルでよく乗っているというのは合っています。

松山 そんな大事な厩舎を思い出せないとは…。これはマズイぞ(苦笑)。

──今年は5鞍に騎乗して、2勝を挙げています。

松山 え、2勝!? ちょっと待ってください…。僕が2勝している厩舎って限られると思うんですよね…。

──ちょっと発想を切り替えてみましょうか。トレセンは東西に2つありますよね?

松山 えっ!? あぁ、わかってしまった。堀厩舎ですね?

──その通りです。勝率20.0%はすごい。関東のトップ厩舎ですから、大事にしたいラインですよね。

松山 そうですね。そっかぁ、美浦だったか(笑)。ちょっと難しかったなぁ…。

Q15 クラス別に芝の成績を見ると、ひとつだけ飛び抜けて勝率が高いクラスがあります。さて、どのクラスでしょうか?

松山 それはわかります、1600万。ちょっと考えただけでも、バーバラ、テイエムタイホー…、あとはドリームバレンチノでも2回勝ってますから。

──正解です。今、馬名が挙がった馬でも勝っていますが、とくにこの春は、サクラアドニスやザッハトルテなど、準オープンを次々と勝ちましたよね。

松山 ああ、サクラアドニスも勝ちましたね。

──この春は、2月3日の中京(長篠S)のサクラアドニスから、4月28日の東京(晩春S)のザッハトルテまで、準オープンは5勝2着1回3着1回で、騎乗機会7戦連続3着以内だったんですよ。

松山 覚えてます。この春は本当に充実していて、気持ちが良かったです。

Q16 これまで一度だけ3連勝したことがあります。そのとき勝った3頭の馬名は?

松山 覚えてます。確か2年目の春で、トップオブカハラ、エイユーブラッサム、シゲルタカカゲの3頭じゃないですか?

──すごい! その通りです(2010年6月15日、京都2R〜4R)。

松山 というのも、前の週に落馬して、僕、胸椎が4本折れてたんですよ。だから覚えてるんです。無理して乗ったところはありましたけど、僕が多少痛くても、馬が頑張ってくれれば関係ないんだなって思ったんです。

──そうだったんですね。それは印象に残りますね。

松山 前にもお話ししたと思うんですけど、2年目はとくに“目立たなきゃ!”っていう思いが強かったので、京都で3連勝できたことがうれしくて、それで覚えているのもあります。

──いくつかハズレもありましたけど、やっぱりジョッキーのみなさんは記憶力がすごいですね。

松山 いやぁ〜、だいぶ答えられない質問があったような(苦笑)。

──いやいや、立派な“自分マニア”ですよ。今回は長時間、ありがとうございました。残り2カ月(取材時点)、頑張ってくださいね。

松山 はい、ありがとうございます。あ〜あ、全問正解して5万点取るはずだったのになぁ…。

【次回のキシュトーーク! は?】
 12月のキシュトークは、松山弘平騎手と川須栄彦騎手による、栗東トレセン案内&厩舎探訪をお届け! トレセン内の施設や設備を紹介すると同時に、それぞれに懇意にしている厩舎にお邪魔し、いつも頑張ってくれているお馬さんたちとツーショットを撮りまくる!?

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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