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GI顔負けの豪華メンバーが東京マイルに集結!! 東京新聞杯(GIII)

  • 2014年02月03日(月) 18時00分


 例年好メンバーが揃うレースだが、今年は実績馬ダノンシャークや京都金杯を制して波に乗るエキストラエンド、マイル路線に矛先を向けたコディーノ、昨春の安田記念2着のショウナンマイティ、ヴィルシーナ・ホエールキャプチャのGI牝馬など、マイル戦線を賑わせることになりそうな強豪馬が揃った。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

 ダノンシャーク(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)は昨秋、富士Sを完勝して臨んだマイルCSでは1番人気に支持されたが、トーセンラーの末脚などに屈してしまい3着。元々勝ち切れないところもある馬だが、最大のチャンスで涙を飲んだ。今回は休み明けでの仕上がりが鍵となるが、このメンバーでは当然力上位だし、無様な競馬は見せられないところだ。

 エキストラエンド(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)は中距離を中心に使われてきていたが、前走の京都金杯では初のマイルにあっさりと対応して優勝。センスの高さを見せた。今回はメンバーが強化されるが、ここでどれだけやれるか試される一戦となる。

 コディーノ(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)は2歳時の輝きを取り戻せないままでいるが、昨秋の天皇賞では2着に入線したジェンティルドンナを一時は捕らえるかという瞬発力を見せ、改めて素質の高さを示した。陣営は距離が長かったという判断をしたのか、今年はマイル路線を選んできた。距離短縮で眠っていた素質が開花するか。

 ショウナンマイティ(牡6、栗東・梅田智之厩舎)は毎日王冠以来のレースとなるが、昨春は大阪杯でオルフェーヴルの2着に入線してからGI安田記念に挑戦。ロードカナロアに敗れはしたものの、勝ちに等しい内容でマイルへの適性の高さを示した。このメンバーでは実績上位で、立て直された効果次第では当然上位争いに加わってくるだろう。

 その他、昨秋は結果を出せなかったが立て直されての巻き返しが期待されるヴィルシーナ(牝5、栗東・友道康夫厩舎)、一時期のスランプは脱した感のあるホエールキャプチャ(牝6、美浦・田中清隆厩舎)のGI牝馬2頭、重賞で安定して上位争いを演じるクラレント(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)、重賞でも通用する力を持っているサトノギャラント(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)などもエントリーしている。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】
人気…1番人気の連対率は30%[2-1-1-6]とさほどでも。それなら連対率40%[2-2-1-5]の5番人気を狙ってみたい。

コース…過去の連対15頭が東京での勝ち星あり。昨年も1〜3着馬はすべてこの条件をクリアしていた。

馬番…2番から15番まで、幅広く勝ち馬が出ている。内・外の有利不利はさほど気にしなくても。最多勝は昨年、一昨年と連勝している5番(2勝)。

◆ショウナンマイティ
・陣営コメント/梅田智調教師
「前走(毎日王冠6着)はスムーズに進められていたけれど、直線の伸びがもうひとつ。結果的にまだ仕上がり途上だったということかもしれません。レース後、思ったほど状態が上がってこなかったので無理せず放牧に出して立て直してきました。帰厩後は順調に来ていますし、1週前追い切りは坂路でいい時計が出て動きも良かったですね。いい頃に比べるとあと一歩というところですが、力のある馬なので期待しています」

・一週前調教診断/井内利彰
 前走毎日王冠6着後は体調が整わず、秋のG1レースを回避。当時の馬体重が18キロ減だったが、調整内容にはやや疑問があっただけに、個人的にはある程度は推測できる結果だった。よって「立て直し」という言葉を使わせてもらうが、それはこの中間、上手く進んでいると思われる。
 昨年12月から坂路で15-15の時計が出ているように、動ける状態での帰厩だった。年明けになって、Cコースでも追い切りを開始。1月23日はこの馬らしい、スピードある動きを見せており、毎日王冠後に無理をしなくて正解だったのではないか、と思える内容。今回の左回りを意識したのか、2月2日の左回りのCコースでも時計を出しており、中間の調教内容はパーフェクト。これなら、最終追い切りは調整程度で十分だろう。

◆ダノンシャーク
・一週前調教診断/井内利彰
 1番人気に推されたマイルCS3着後は休養。1月3日に吉澤ステーブルWESTから帰厩して

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