春競馬の総決算、宝塚記念。世界一に輝いたジャスタウェイや、エピファネイア、キズナらの回避で、馬券的には難解な一戦に。そこで、地方競馬のトップジョッキーたちを赤見千尋さんが直撃。「ズバリ、本命馬は？」「自分が乗ってみたい馬は？」。リーディング上位トップ10の豪華な顔ぶれが、各々の見解を明かします！(取材・写真：赤見千尋)　※リーディング順位は6月24日8:00現在

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【本命】
ウインバリアシオン…7人
ゴールドシップ………2人
ジェンティルドンナ…1人

【乗ってみたい馬】
ウインバリアシオン…4人
ゴールドシップ………4人
ジェンティルドンナ…1人
ホッコーブレーヴ……1人

■全国リーディング1位：木村健騎手(兵庫)三つ巴の戦国時代に突入した兵庫競馬において、現在トップの位置に付ける。オレンジ色の勝負服が眩しい、日本一追える男！

◎本命…ウインバリアシオン
「ゴールドシップも気になりますけど、この前のゲートを見ちゃうと、気合入り過ぎでレースにならなかったですよね。修正するのはかなり難しいと思いますけど、今回は横山典弘騎手がどう乗るのか楽しみです。ジェンティルドンナは前向きさがけっこうあって、カーッとする面が見えるので、そこがどう出るか。ウインバリアシオンは岩田さんが乗るので、岩田さんならロスなく回って来てくれると思うんです。たとえ狭くなっても、岩田さんなら上手く捌いてくれるんじゃないですかね」

★乗ってみたい馬…ゴールドシップ
「力を発揮出来れば、一番怖い存在だと思うんです。ゲートが決められたら、阪神大賞典のような強いレースも出来ますから。乗りこなすのは相当難しいと思いますけど、そういう馬を乗りこなせたら、めちゃめちゃ気持ちいいんですよ」


■全国リーディング2位：田中学騎手(兵庫)常に冷静沈着な騎乗で、動の木村に対して、静の田中と呼ばれる。幼馴染であり、永遠のライバルでもある木村騎手と、激しいトップ争いを展開中。

◎本命…ウインバリアシオン
「もうそろそろ大きいところを勝って欲しいですね。力は十分足りてると思うんですけど、ちょっと運がないイメージです。今回は岩田くんが乗るし、応援したいですね。ジェンティルドンナに勝たれたらしゃあないやろって思いますけど、これじゃありふれた答えでつまらんでしょう。ゴールドシップは横山さんがどう乗るか、すごく楽しみです。横山さんなら、やってくれそうな気がしますよね」

★乗ってみたい馬…ウインバリアシオン
「やっぱりウインバリアシオンですね。ゴールドシップはハマればいいけど、かなり乗り難しいと思います。ジェンティルドンナにも乗ってみたいですけど、僕、この馬を買わないで何回も馬券やられてるので(笑)。今回もジェンティルは外します。それでまたやられるんやろなぁ〜」


■全国リーディング3位：赤岡修次騎手(高知)先日再び一日7勝の快挙を達成した。騎乗だけではなく、イベント企画や広告塔としても活躍する、高知競馬の帝王。

◎本命…ウインバリアシオン
「ジャスタウェイがいないので、3頭の混戦模様って感じですね。問題はゴールドシップですよ。ポカも多いけど力はあるからなぁ〜…。間違いなさそうなのはジェンティルドンナ。そんなに掛かる印象もないし、乗りやすい馬なのかなと見た目では感じます。でも今回の本命はウインバリアシオンで！　コンスタントに長めの距離を使っているし、もともと好きだったんですよ。3歳の頃はダービー勝てるかなと思ってて。オルフェーヴルがいなければ、世代ナンバー1になれた馬ですから。今回は岩田さんだし、やってくれるんじゃないですかね」

★乗ってみたい馬…ウインバリアシオン
「見た目では乗りやすそうですよね。中団からでも後ろからでも、相手次第、流れ次第でどこでも構えていられるのがいいです。長めの距離をずっと使ってて、長距離仕様になってると思うし、今回の舞台はもってこいじゃないですか」


■全国リーディング4位：川原正一騎手(兵庫)昨年は初の全国リーディングに輝き、WSJSにも出場。デビューから38年の時を経て、まだまだ進化を続ける奇跡の55歳。