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須貝厩舎、宝塚はもちろん新馬も注目!

  • 2014年06月26日(木) 18時00分


◆ウインバリアシオン陣営は枠を歓迎

 ゴールドシップ陣営の雰囲気、いいですね〜。とくに須貝師と横山典騎手は深い信頼で結ばれているように見えます。須貝師、宝塚記念の共同記者会見でどれだけ「典ちゃん」を連呼していたことか(笑・宝塚記念共同記者会見速報をお読みください!)。

 須貝師と典ちゃんは競馬学校の1期、2期生。須貝さんが1つ年上で先輩なんですが、この中間、ふたりのやりとりを見ているとどっちが年上だかわからないくらい須貝師が典ちゃんを慕っていて。すごくいいムードでした。記者会見は別々でしたが、須貝師もあふれんばかりの笑顔を見ていると…、須貝師は「典ちゃんとゴールドシップ、彼らを見ていると何も言うことはない」と連呼していましたが、会見を取材しているこちらは須貝師の笑顔を見ているだけで幸福感満載。感無量が伝わってくる。そんなかんじでした。

 やっぱり、いいムードがいい結果を生む。そういうものだと思います。

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共同記者会見で笑顔を見せる須貝師


 あとは、彼(ゴールドシップ)の気持ち次第。典ちゃんはゴールドシップに対して「こちらはお願いする立場」と話していましたから、無理はしないでしょうし。昨年に続き、隣に牝馬が入りましたがどんな影響があるのか。いやはや、興味のつきないレースになりました。

 今週、須貝厩舎から宝塚記念当日、阪神芝1800m戦でステイゴールドの牡馬・サージェントバッジがデビューします。馬体のバランスがとれていて、賢そうです。調教では「まだ、ふわふわしている」(須貝師)とのことでした。いまのところ、陣営から「走ってきそう」とコメントはたくさん聞いたのですが、将来性は感じられるものの即戦力とは見られていないようでした。でも、「競馬で経験して成長していくタイプ」(須貝師)ということなので、実戦で彼が何かを吸収すれば即結果が出るかも。「集中力をつけるため、金曜日からシャドーロールをつけます。競馬でもつける予定です」(須貝師)とのこと。ひとつ、勝つコツを覚えたら化ける可能性もありますね。

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サージェントバッジ


 ゴールドシップ陣営の話を聞けば聞くほど、その充実ぶりは痛いほど伝わってきます。でも、ずっと取材を続けているウインバリアシオンが初の栄冠を手に出来たらいいなぁ…。木曜、枠順確定の取材のあと、バリくんの様子を見に行ってきました。ほぼ毎週、見せていただいていますが、週を追うごとに、追い切られるごとに体が完成していくのが目に見えてわかります。調子がいいときに肌から浮き出る銭型模様は首だけでなくお腹まわり全体にあらわれてきました。トモは月曜の段階で竹邑厩務員は「もう少し締まってくるといいけど」と話していましたが、木曜の午後に見たら、まさにそのとおり。絵に描いたようにキュッと締まっているんですよ!お腹の脂肪もいいかんじにそぎ落ちていました。

 前回のコラムに書いたとおり、これまで偶然とはいえ、嫌というほど周囲に“2”という数字があふれていたバリ陣営。

「これで枠が“2”だったらどうしよう、と思っていたけど、そうじゃなくてよかった(笑)」と、竹邑厩務員は笑い飛ばす余裕を見せていました。「つつまれることなく、自在性のあるいい枠」(森助手)に無事入ったウインバリアシオン。今度こそ、女神が微笑んでくれるといいのですが。

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ウインバリアシオン

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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