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リビアーモの娘バリアーモが新潟でデビュー!

  • 2014年07月28日(月) 18時00分


【栗東】
◆ナヴィオン(牡、父ハーツクライ、母ユキノスイトピー、栗東・橋口弘次郎厩舎)
 母は函館芝1200mで新馬勝ちし、阪神JFに出走(6着)。その後も活躍し、最終的には芝で6勝を挙げた。半姉には同厩舎で管理され、中京芝1400mで未勝利を勝ち上がったテンシノホホエミ(父ダイワメジャー)がいる。
 本馬は6月21日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。坂路馬場で順調に追い切りを重ねており、追うごとに時計も詰まってきた。7月23日の追い切りでは、坂路4F52.5秒をマーク。終いは13.4秒と失速気味だったが、このひと追いで、更なる良化が期待できそう。デビュー戦は8月3日(日)新潟芝1600mを的場勇人騎手で予定している。

デビュー馬

ナヴィオン


◆ゼットスマイル(牡、父ハービンジャー、母ゼットフウリン、栗東・宮徹厩舎)
 おじに大沼Sなど、ダート中距離で6勝を挙げたスマートタイタン(父タニノギムレット)がいる血統。また父は現2歳世代が最初の産駒。すでにスワーヴジョージが函館芝1800mで新馬勝ちを決めている。
 本馬は栗東で調教を積んだ後、札幌競馬場へ移動しているが、坂路で2週続けて、4F52秒台と新馬では水準以上の時計をマーク。この追い切りに宮徹調教師は「やればいくらでも動ける馬」とコメント。移動後も順調に追い切りをこなしており、予定されている8月3日(日)札幌芝1800mのデビュー戦に向けて、態勢は整っている。なお、鞍上は藤岡康太騎手が予定されている。

デビュー馬

ゼットスマイル


◆レッドヴィラーゴ(牝、父ネオユニヴァース、母シーズアン、栗東・石坂正厩舎)
 半兄に芝で3勝を挙げているテンペル(父ディープインパクト)や昨年末に500万下、1000万下を連勝したアドマイヤディープ(父ディープインパクト)がいる血統。本馬は6月19日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩している。
 この中間は坂路で追い切りを重ねているが、今のところ目立って速い時計は出ていない。テンペルも同様のパターンで、レースの1週前までは坂路で速い時計をマークしていなかったが、最終追い切りで4F52秒台をマーク。結果的にデビュー勝ちに繋がったと思われるだけに、最終追い切りの動きには注目してみたい。8月3日(日)新潟芝1400m(牝)を内田博幸騎手でデビューする予定。

◆キリシマツバサ(牡、父スクワートルスクワート、母ラッキービクトリー、栗東・橋口弘次郎厩舎)
 半兄キリシマホーマ(父ロドリゴデトリアーノ)も九州産馬だが、未勝利は中京芝1600mの一般戦で勝ち上がっている。本馬も九州産とはいえ、一般馬と混じっても遜色ない馬体の持ち主。
 中間の追い切りは時計が少し地味。7月24日の坂路での併せ馬では新馬ディアエナに先行したが、ゴールでは3馬身ほど遅れた。時計は4F54.0秒なので、決して悪くないが、数字的にはもっと詰まってくるはず。デビュー戦は8月3日(日)小倉芝1200m(九)を小牧太騎手でデビューする予定。

デビュー馬

キリシマツバサ


 なお、ディアエナは8月2日(土)小倉芝1200mを小牧太騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アドマイヤピンク(牝、父キングカメハメハ、母ストゥデンテッサ、美浦・戸田博文厩舎)
 セレクトセールの出身で取引価格は2625万円(税込)。母はアルゼンチンのGI(ダート1500m)を勝っている。「手先が軽いし、女の子のわりにパワーも兼ね備えている。スピード感のある動きを見せているし、素直な気性で初戦から走れるタイプだと思います」と斉藤調教助手。8月3日、新潟の芝1400m(牝馬)を岩田騎手で予定している。

◆サザナミ(牝、父ディープインパクト、母クーデンビーチ、美浦・堀宣行厩舎)
 半兄のShaweelは英GII(芝6F)を勝っている。「400キロほどの小柄な牝馬だけど、ここまで順調に追い切りの本数をこなしている。素軽い動きで力強さもあるし、ためれば切れる脚を使えそう。稽古通りなら初戦から走れると思います」と橋本調教助手。8月3日、新潟の芝1400m(牝馬)を戸崎騎手で予定している。

◆ショウナンアデラ(牝、父ディープインパクト、母オールウェイズウィリング、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 ダートの短距離戦で3勝しているサンライズマーチ(現1000万下)の半妹。「牝馬とは思えないような馬格をしている。気性面も今のところは扱いやすい。息遣いの良さを見ると心肺機能が高そうだし、雰囲気は悪くないよ」と二ノ宮調教師。8月3日、新潟の芝1600mを蛯名騎手で予定している。

◆バリアーモ(牝、父シンボリクリスエス、母リビアーモ、美浦・高橋裕厩舎)
 母はオープン特別のオーロCなど通算6勝。伯父にサクラバクシンオーがいる。「血統的にも期待の1頭。初仔で小柄だったけど、だいぶ成長してくれた。気のいいタイプで軽い走りをするし、追い切りでも水準以上の時計が出ている。いい感じに仕上がっているし、初戦から楽しみ」と高橋裕調教師。8月2日、新潟の芝1400m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

◆プレシャスメイト(牝、父ステイゴールド、母トウカイパートナー、美浦・奥村武厩舎)
 母系は千代田牧場の名牝系。タレンティドガール(3代母)、チヨダマサコ(4代母)に遡り、ホエールキャプチャとは従姉妹の間柄になる。「いいスピードがあって操縦も利くし、3歳馬と互角以上の動きを見せてくれている。追い切りに乗ってもらったジョッキーの感触もいいし、初戦から期待しています」と奥村調教師。8月3日、新潟の芝1400m(牝馬)を蛯名騎手で予定している。

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栗東担当:井内利彰 「競馬予想TV!」に出演中の調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」など。

美浦担当:竹之内元 大学に通うため、東京競馬場から徒歩3分のアパートに住んだことで転落人生を歩み出した38歳ライター。POGでは中山大障害勝ちのメルシータカオー指名が自慢。

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