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先週はドンピシャの穴馬推奨!スプリンターズSはこの3頭!

  • 2014年10月02日(木) 18時00分


コース形態を知ることが重要

書籍『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週の神戸新聞杯はこの対談でお伝えしたサウンズオブアースが8番人気2着、トーホウジャッカルが9番人気3着に好走してくれましたね。ナイス推奨で〜す!

石橋 武(以下、石) 相変わらずノリが軽いな(笑)。まあ、参考にして良かったと思ってくれる人が多ければそれでいいですよ。

編 出た! 殊勝キャラ(笑)

石 勝手にそんなキャラにするんじゃない(笑)。

編 でもまあ、ホント凄いですよ、石橋さんは。穴馬3頭挙げてそのうちの2頭がきっちり馬券圏内確保ですから。当然馬券も?

石 あれで外してたら恥ずかしくて出てこられないだろ(笑)。

編 ですよね(笑)。でもダントツの1番人気馬からの馬券で3連単7万円はオイシイですよね。

石 いや、でも売れちゃってたよ、やっぱり。3連複なんて2万5000円近くついてたでしょ?

編 ああ、そう言われてみればたしかに。じゃあ、そこはこのコラムを読んで下さった方がいっぱい3連単を買ってくれたということで。

石 そう思っておこう(笑)。

編 さあ、これで本番の菊花賞も楽しみになったわけですが。

石 そうね。トライアルが当たったからというわけではなく、阪神芝2400mと菊花賞が行われる京都芝3000mは別ものだから、その差というかギャップで高配当が期待できるという意味でね。

編 へ〜、これは本番の買い目からも目が離せませんね。ということで、スプリンターズSです!

石 話が飛びすぎだろ(笑)。全然「ということで、」じゃないし。もっと落ち着いて話したら?

編 だって早く今週のG1の話に移りたいじゃないですか〜。秋のG1シリーズ開幕ですよ?

石 わかったよ。

編 それに今年はいつもの中山芝1200mではなく、新潟芝1200mで行われるわけですから、聞きたい話もたくさんあるわけですよ。

石 はいはい、わかりましたって。で、何から聞きたいの?

編 そりゃあ、ほら、先週の勝負予想では新潟芝1200mのセプテンバーSで3連単19万馬券を大本線で的中した石橋さんですから、新潟の特徴も完璧に掴んでいるでしょ(笑)? まずはそのあたりからお願いしますよ。

石 あいよ。まあ、平坦小回りというのは言うまでもないんだけど、コーナーの角度がキツイというのはかなり馬券に影響するんだよね。けっこう皆さん見落としているみたいなんだけど。

編 コーナーの角度がキツイっていうのは、鋭角に曲がらなきゃいけないという意味ですか?

石 そうそう。要はスピードを維持したまま回れないんだよね。スピードに乗ったまま曲がろうとすると外に振られちゃうから。これが外回りコースだったら、外に振られてもいいんだよ。馬場も荒れてきて外のほうが伸びるし、そのロスをカバーできるだけの直線の長さもあるから。

編 それが内回りだと、たとえ馬場が荒れてても内を回ってロスのない競馬をしたほうがいいと。

石 そう、直線が短いから、外を回すロスがあるともう間に合わないんだ。

編 ということは、逃げ・先行馬が有利ということですよね。ロスのない競馬もできるし、コーナーでスピードを緩めざる得ないということは息が入るってことですもんね。

石 その通り。珍しく素晴らしいね。ただもちろん、馬場状態とかメンバー構成にはよるよ。さすがに道悪だったらロスがあっても馬場のいい外に出したほうがいいし、先行争いが厳しくなれば、やっぱり前はバテるから。

編 なるほどね〜。あ! これってまさに先週のセプテンバーSじゃないですか。だから逃げ馬のルチャドルアスールを本命に推せたのか。

石 ああ、そうそう。あんな競馬になりがち。当たった外れたというのはさておき、一度VTRを見直してみるのもいいかもね。

編 へ〜、コース形態を知るのってホント大事なんですね。では、そういったことを踏まえると、現時点ではどの穴馬に注目しておけばいいですか?

石 まずはマジンプロスパー。

編 前走のキーンランドCは先行して3着に好走していますね。

石 新潟芝コースと違って札幌はコーナー角度が大きいんだよね。だからマクリぎみというか、スピードを維持したまま直線コースに入りやすいんだ。だからキーンランドCも差し馬が上位を独占しているんだけど、唯一マジンプロスパーだけが先行して馬券圏内を確保しているでしょ。

編 たしかに。今回はマジンプロスパーにとって有利なコース形態となるわけですよね。

石 そういうこと。ひと叩きされた上積みもあるし、前走以上の競馬が期待できるよ。

編 続いては?

石 ベルカントにも注目しておこう。

編 たしかに1200m向きの馬で、先行タイプですけど、前走、前々走を考えるとここに入って足ります?

石 足りるかどうかは結果論になっちゃうんだろうけど、ただ2走前は直線の長い中京芝1200mで差し馬向きの競馬になっちゃったし、前走は小回りの小倉芝1200mで17番枠。結局中団からの競馬を余儀なくされたからね。敗因ははっきりしているんだ。

編 前走は先行有利な競馬でしたし。

石 スプリント戦で古馬との斤量差は有利に働くし、先行してロスなく抜け出すという競馬ができれば勝ち負けしてもおかしくない。あまりなめてかからないほうがいいと思うけどね。

編 大丈夫、全然なめてませんから(笑)。あとはどの馬に注目しましょう?

石 サンカルロにも注目しておこう。

編 差し馬じゃないですか。

石 そうなんだけど、この馬ってずっと外を回ってしか好走できなかったんだよね。怖がりなのか、不器用だからなのか。

編 たしかに。外枠に入ったときの好走が多いですよね。

石 それが4走前の阪急杯では内をついて伸びてきたんだ。多少嫌がる素振りは見せていたけど。これってこの馬にとっては大きな進歩だなと思って。おそらくいちばん遅く仕掛けるくらいになるんだろうけど、他の差し馬が外に振られるなか、あいたところを突けばもしやというね。

編 随分都合のいい展開に思えますけど。

石 たしかにそうなんだよ。キミの言う通り都合いい考えではある。でも今の時計のかかる馬場でこのコース形態ということを考えると、軽くは扱えないなと。イチかバチかの勝負だけど賭ける価値はあると思うんだ。

編 そう言われるとそんな気になってきちゃいますけどね(笑)。じゃあ、現時点ではこの3頭の穴馬に注目ということいいですね?

石 はい、OKです。あとはさっきも言ったけど、馬場状態とか、枠順とかはちゃんと気にしておかないとね。

編 そうですよね。影響は大きいってお話ですし、週中には雨の予報も出ているみたいですから。気にしておきます。あ、あとVTRも見直しておきま〜す。

石 そうして下さい。

編 では石橋さん、今週もどうもありがとうございました!

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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