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兵庫ゴールドトロフィー

  • 2014年12月23日(火) 18時00分


◆コーナーを4つ回ってゆったり流れる地方の1400mなら対応可能

 サマリーズは8月のクラスターCが、2歳時の全日本2歳優駿以来、じつに1年8か月ぶりの重賞タイトルとなった。今年はJBCの舞台が同じ盛岡のため期待されたが、3歳以降に賞金があまり加算できずJBCスプリントは残念ながら除外対象となってしまった。前走室町Sは着順こそ7着(同着)だったが、勝ち馬からはコンマ4秒差とそれほど差のない競馬をしていた。今回はそのときと同じ54キロ。中央では3歳以降、1400m以上の距離ではすべて二桁着順だが、コーナーを4つ回ってゆったり流れる地方の1400mなら対応可能と見る。

 JpnI勝ちのあるタイセイレジェンドがトップハンデの59キロ。GI/JpnIでは斤量を背負わされているため苦戦が続いていたが、さすがに定量のJBCスプリントではクビ+1/2馬身差の3着と好走し、まだまだ衰えのないところを見せた。今年これがまだ4戦目で、JBCスプリントから平行線以上なら好勝負が見込める。

 5歳のメイショウコロンボは、ここまでダートでは13戦して、スタート後の落馬を除けば、3着以内を外したのはわずかに2回。前走がオープン勝ちで、まだまだ上が見込めそう。4か月ぶりの実戦ゆえ仕上がり次第の面はある。

 穴的な狙いは高知のサクラシャイニー。中央時代、ダート短距離のオープンで勝ちきれなかったもののたびたび入着はあった。赤岡騎手は一昨年のこのレースではコスモワッチミーできわどい4着があるなど園田コースの経験も豊富。勝ち負けには至らないまでも、ハンデ53キロなら2着3着であっと言わせる場面はあるかもしれない。

 9歳のセレスハントも半年ぶりだけに、あっても連下まで。

 タガノジンガロは、JpnIIIのサマーチャンピオンでは今回と同じ56キロで3着。地元の利でどこまで。道悪のほうが可能性はありそう。

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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