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　エキストラエンドやシャイニープリンスなどマイル重賞の常連に対し、フルーキーやタガノグランパといった新興勢力がどこまでやれるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■2/8(日)　東京新聞杯(4歳上・GIII・東京芝1600m)

　エキストラエンド(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)は昨年の2着馬。この時期に強いタイプなのか、今年もここにきて調子を上げてきた。東京コースとの相性も良く、今回も好走が期待される。

　フルーキー(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)は菊花賞以来の重賞挑戦となった前々走で2着(同着)に入り、能力が通用するところを見せた。前走は枠順の分の負けだったので、条件が替わるここで巻き返したい。

　タガノグランパ(牡4、栗東・松田博資厩舎)は菊花賞4着から一気の距離短縮で臨んだマイルCSで10着と結果は出なかったが、後方2番手からコンマ8秒差まで詰めたように見どころはあった。本来はこれくらいの距離の方が合っているタイプで、メンバーも落ちるここは巻き返しが期待される。

　その他、コース相性の良いシャイニープリンス(牡5、美浦・栗田博憲厩舎)、条件戦を3連勝してきたヴァンセンヌ(牡6、栗東・松永幹夫厩舎)、故障明けも地力上位のマイネルホウオウ(牡5、美浦・畠山吉宏厩舎)、堅実で立ち回りが巧いマイネルメリエンダ(牡4、美浦・和田正一厩舎)、得意コースで巻き返しが期待されるサトノギャラント(牡6、美浦・藤沢和雄厩舎)辺りも上位争いの圏内。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】
人気…1人気は[2-1-1-6]勝率20.0%、複勝率40.0%と信頼できない。ただ、この10頭のうち単勝オッズが1.0〜3.9倍の1番人気が[2-0-0-1]、4.0倍以上の1番人気が[0-1-1-5]と、押し出されての1番人気でなければ安定していることに注意が必要。2番人気は[2-2-1-5]複勝率50.0％と1番人気より優秀。単勝オッズ2桁以上[6-4-6-98]が馬券圏内の半数を占め、荒れるレースとして考えてよいだろう。

枠順…1〜4枠[6-5-9-56]の複勝率26.3%に対して、5〜8枠[4-5-1-68]の複勝率12.8%と複勝率で倍以上の差がついている。特に、直線が長い分体力が必要なため、距離短縮で1〜4枠の内枠に入った馬は[1-1-3-11]で複勝回収率223%と狙い目。

前走3角…前走3角を1〜6番手で回ってきた馬は[5-4-8-56]複勝率23.3%、7〜18番手は[5-6-2-67]複勝率16.3%と前に行ける馬のほうが有利となる。また、前走1〜6番手の中でも今回1〜4枠の内枠では複勝率38.2%、5〜8枠の外枠は複勝率10.3%と内枠が断然なのは上記の通り。さらに、今走の枠順は関係なく前走の枠順を調べると、5〜8枠の外枠だった場合は複勝回収率162%、前走1〜4枠の内枠だった場合は複勝回収率65%となっており、前走外を回らされた先行馬がロスなく先行できる内枠はプラスといえる。

◆エキストラエンド
・陣営コメント/辻野調教助手
「前走(京都金杯2着)は道中馬群でうまく脚を溜めて、直線しっかりと伸びました。敗れたとはいえ、きっちりと復調してきたと言っていいでしょう。中間も順調に調整できており、特に気になるところはありません。1週前追い切りも良かったですし、これでスイッチが入るでしょう。条件もいいですし、なんとかいい結果をと期待しています」

・血統診断/望田潤
　母カーリングは仏オークス馬で