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馬上結婚式カップル募集

  • 2015年06月10日(水) 18時00分
馬上結婚式

うらかわ馬フェスタ初日の目玉、馬上結婚式(写真は一昨年のうらかわ馬フェスタでのもの)


一生の思い出となること間違いなしの馬上結婚式にぜひご応募頂きたい

 今年30回目を迎えるシンザンフェスティバルが、来る7月25日(土)、26日(日)の二日間にわたり、浦河町西舎のJRA日高育成牧場内特設会場にて開催される。

 このイベントは、優駿のふるさと浦河で、夏の二日間を馬に親しんでいただくためのもので、近年は、浦河競馬祭(浦河町軽種馬生産振興会青年部主催)との共催になり「うらかわ馬フェスタ」と称する。初日の土曜日の最大の目玉が、「サラブレッド馬上結婚式」である。全国各地より応募のあったカップルから2組を選出し、儀仗馬車に乗って会場入りしてもらい、みんなで結婚をお祝いしようというもので、第1回目より続いている。今年は、節目の30回目でもあり、例年よりも盛りだくさんなメニューが予定されている。例えば、そのひとつが、25日の市中パレード参加だ。浦河町の大通り1.5キロを儀仗馬車などで隊列を作り行うパレードで、それにも参加していただこうという趣向である。この記念すべき30回目の馬上結婚式カップル募集がすでに始まっており、ぜひ、近々結婚を予定されている馬好き、競馬好きの男女にご応募頂きたい。

 締め切りは6月24日、必着。申し込みは郵送に限る。住所、氏名、年齢、職業、身長、電話番号、そしてカップルそれぞれのプロフィールと応募理由を明記し、できるだけ全身の写った2人の写真を添えて申し込んで頂く。

 なお、特典として、道外居住者は、北海道までの往復航空券と、空港から浦河町までの交通費実費相当分、また道内在住者も浦河町での交通費実費相当分、それに宿泊費(優駿ビレッジアエル二泊分)と結婚式での衣装代をシンザンフェスティバル実行委員会が負担する。

 日程は、7月24日(金)午後1時に衣装合わせのために現地入りして頂き、翌26日(土)は市中パレードとシンザンフェスティバルの馬上結婚式となる。27日(日)は自由行動で、会場にてフェスティバルを楽しんで頂ければ良い。

 過去には、最大で80組もの応募が殺到した時代もあったが、近年は数もぐんと少なくなり、その分だけ競争率はかなり低下している。当選を勝ち取るキーワードは、やはり「浦河との縁」であり、「馬、競馬との関わり」であろうか。

 別に美男美女である必要はないが、乗馬をやっている、競馬ファンであるというカップルであれば、俄然有利である。選考委員会が書類審査でカップルを選ぶ際に、決め手となるのが、プロフィールと応募理由をしたためた自己推薦文で、そこに書かれてある文章の出来不出来が結果をかなり左右する。過去にはほぼ申し分ない美形カップルでありながら、この自己推薦文の内容が乏しかったがために落とされた例もあった。生産地で開催される馬イベントの中の馬上結婚式なので、できれば競馬ファンであることが望ましい。

 また、なるべくなら、お互いに初婚であること。そして妊娠していないことも重要な条件となる。儀仗馬車に揺られての入場になるからだ。

馬上結婚式

儀仗馬車に揺られての入場になる馬上結婚式(写真は一昨年のうらかわ馬フェスタでのもの)



 とはいえ、近年、婚姻率が低下しつつあり、また結婚する平均年齢も徐々に高くなってきているので、そうそう若いフレッシュなカップルばかりとは言えなくなっている。中には、明らかに、不倫の末に結ばれたような年齢差のあるカップルもいるし、異色なところでは、若かりし頃に駆け落ち同然で結婚したまま式を挙げていないので、ぜひこの機会に馬上結婚式を経験してみたい、という熟年夫婦も過去にはいた。

 余談ながら、フェスティバル副実行委員長としてこの馬上結婚式カップル選考に以前から深くかかわっている関係上、30回目を迎えるこの馬イベントを盛り上げるためにもここで一役買いたいと考えている。一生の思い出となること間違いなしの馬上結婚式にぜひご応募頂きたい。

 最後に応募先を明記しておく。

郵便番号:057-0036
北海道浦河郡浦河町築地1-3-1
浦河町水産商工観光課内 シンザンフェスティバル実行委員会「馬上結婚式」係あて
電話0146-26-9014(直通)担当・長崎、菊池

岩手の怪物トウケイニセイの生産者。 「週刊Gallop」「日経新聞」などで 連載コラムを執筆中。1955年生まれ。

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