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　明日6月14日のWIN5は総出走頭数が79頭、総組み合わせ数が95万8464通り（土曜16時現在）。総組み合わせ数は前回6月7日（40万1115通り）の倍以上となりそうで、基本的には高額配当決着となる可能性が高い回と見るべきでしょう。

　もっとも、最近は「総組み合わせ数が多いほど高額配当決着となる可能性は高い」という原則に当て嵌まらない回が続いています。今年の5月17日、5月24日、6月7日は、それぞれ総組み合わせ数が60万通り未満だったにもかかわらず一千万円を超える配当で決着。オークスが施行された5月24日には1億5501万6070円の超高額配当も飛び出しました。一方、WIN5史上最多の149万8176通りだった5月31日は上位人気馬の健闘が目立って28万8220円の低額配当決着。確率の問題とはいえ、ここまで逆の目が出続けることは今後も滅多にないはずです。対象レースの傾向やメンバー構成を見る限り、今回は“セオリー”通りの高額配当決着を期待できそうなのですが……どうなりますかね。

◆やはりマーメイドSは手広く

　1レース目は3歳以上1000万下の小金井特別(東京9R)。降級緒戦の4歳勢や、ここ2戦連続で2着に好走しているバコパらが上位人気グループを形成するでしょう。

　2レース目は3歳以上1000万下の三宮特別(阪神10R)。3歳のブルドッグボス、降級緒戦のポメグラネイトあたりが注目されそうです。

　3レース目は3歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の多摩川S(東京10R)。比較の難しいメンバー構成ですが、オープンクラスのレースで善戦してきたダンスアミーガあたりが人気を集めるのではないかと思います。

　4レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走のマーメイドS(阪神11R)。土曜16時の時点ではマリアライトに支持が集まっており、アースライズ、イリュミナンス、リラヴァティあたりが続いていました。

　5レース目は3歳以上GIIIのエプソムC(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとエイシンヒカリ、サトノアラジンが人気の中心です。

[伊吹式WIN5ランキング 2015年06月14日版]

1位 東京11R 2.サトノアラジン
2位 東京9R 16.バコパ
3位 阪神10R 6.ブルドッグボス
4位 東京10R 9.タイセイドリーム
5位 阪神11R 1.イリュミナンス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 阪神11R 2.シャトーブランシュ
7位 阪神11R 16.ウインプリメーラ
8位 東京10R 2.ダイシンサンダー
9位 東京10R 7.フロアクラフト
10位 阪神10R 8.モルジアナ
【以上すべての馬を買うと18点買い】

11位 東京9R 11.トーセンマイティ
12位 東京11R 11.フルーキー
13位 阪神11R 3.バウンスシャッセ
14位 東京10R 4.ダンスアミーガ
【以上すべての馬を買うと128点買い】

15位 阪神10R 9.ポメグラネイト
16位 東京9R 8.プリサイスエース
17位 東京9R 7.ラピダメンテ
18位 東京11R 12.ディサイファ
19位 阪神11R 8.リラヴァティ
20位 阪神11R 7.アースライズ
21位 東京10R 6.サトノネプチューン
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 東京10R 18.オツウ
23位 阪神10R 5.デンコウヒノマル
24位 阪神10R 10.レギス
25位 東京9R 2.プロトコル
26位 東京11R 6.エイシンヒカリ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　手を広げたいのは4レース目のマーメイドS(阪神11R)。2010年以降のレース傾向を見ると、阪神芝1800ｍ以下のレースで優勝経験のある馬が[5-2-2-14]と安定しています。一方、阪神芝2000ｍ以上のレースで優勝経験があった馬は[0-0-1-11]、JRA、かつ2100ｍ以上のレースにおいて3着以内となった経験がある馬は[0-1-2-19]。2000ｍ以上のレースを難なくこなせるような馬は信頼できません。阪神芝1800ｍ以下のレースに実績があり、最近も1800ｍ以下のレースを主戦場としているイリュミナンス、ウインプリメーラ、シャトーブランシュが有力候補です。

　もうひとつ手を広げるなら3レース目の多摩川S(東京10R)。今年の2〜3回東京芝1600ｍ（6月13日終了時点）は、3歳以上か4歳以上、かつCコースで施行されたレースに限ると、前年か同年にJRA、かつ芝1800ｍのレースで6着以内となった経験のない馬が[0-0-3-31]と苦戦していました。今回よりもやや長い距離のレースに実績があるダイシンサンダー、タイセイドリーム、フロアクラフトを重視すべきでしょう。