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3歳馬たちの秋への飛躍を賭けた1戦!〜丹下日出夫/ラジオNIKKEI賞

  • 2015年06月29日(月) 18時00分



ルメール騎手の「覚悟」の騎乗

 日本での通年騎乗資格を得て、数か月。ルメールの真骨頂は、ギリギリと引き絞った弓を一気に放つがごとし。

 なんて、フランス人だから、余計カッコよく感じるのかもしれないが(笑)、大阪杯のラキシス、モンゴル大統領賞をスパリと突き抜けたサトノアラジン。ラジオNIKKEI賞でも大きな支持を受けるだろうアンビシャスのプリンシパルSも、手綱捌きは際立っていたよなぁ。

 逆に言えば、距離適性や気性を慮り、タメなければ勝ち負けに届かない、繊細を必要とする馬に跨っているともいえるのだが、アンビシャスのプリンシパルSは1F長い、しかも東京の2000m。中途半端な操縦では、却って危ない。

 直接騎乗したワケではないが、二走前の毎日杯のレース内容を見るにつけ(道中折り合いを欠き、引っ張られ遊ばれ3着)、直線に入るまでは辛抱と我慢――ルメールの競馬には「覚悟」が多いが、そのぶん鞍上も、予想や馬券を買っているワタシたちも、何かしらの達成感を、他のジョッキーよりもより多く、受け取るような気になる。

 ちなみに、プリンシパルSのレース内容は

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No.1予想家(丹下日出夫、井内利彰、山崎エリカ、大石川大二郎、古澤秀和)が週替わりで重賞レースの展望を披露。思わぬ激走馬や消し馬など、馬券のヒントが盛りだくさん!

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