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　最近のWIN5は極端な決着が続いています。優駿牝馬（オークス）が行われた5月24日以降の過去7回を振り返ってみると、一億円以上の配当が3回、十万円未満の超低額配当決着が2回。残る2回の配当も1367万1980円と28万8220円で、大きな開きがありました。ちなみに、5月10日と5月17日も一千万円超の決着。それぞれ「波乱を前提に買うべきかも」「もしかしたら極端に堅く収まるかも」という予兆はありましたが、それにしても手頃な配当での決着がしばらく途絶えてしまっている印象です。

　明日7月12日のWIN5は総出走頭数が74頭、総組み合わせ数が69万2224通り（土曜16時現在）。総組み合わせ数は多からず少なからずという水準ですし、各レースの勢力図を見ても、数百万円前後の配当に落ち着く可能性はそれなりに高いと思います。予算の多寡によってこの配当が持つ意味は変わってくるものの、こうした状況に見合った買い目作りを心掛けるべきかもしれません。

◆二重賞のポイントは…

　1レース目は3歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の有松特別(中京10R)。1000万下のレースで連対経験のあるキリシマホーマ、ドラゴンストリート、ムーンクレストあたりが人気を集めそうです。

　2レース目は3歳以上1000万下の天の川賞(福島10R)。実績上位のリッカルド、ノースショアビーチらに注目が集まると思います。

　3レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のマリーンS(函館11R)。大沼Sの上位馬に支持が集中するでしょう。

　4レース目は3歳以上GIIIのプロキオンS(中京11R)。土曜16時の時点ではエアハリファ、コーリンベリー、ベストウォーリア、レッドアルヴィスらが上位人気に推されていました。

　5レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の七夕賞(福島11R)。こちらは土曜16時の時点だとアルフレード、グランデッツァ、レコンダイトあたりが人気の中心です。

[伊吹式WIN5ランキング 2015年07月12日版]

1位 中京11R 5.レッドアルヴィス
2位 中京10R 3.ドラゴンストリート
3位 函館11R 3.ジェベルムーサ
4位 福島10R 12.ノースショアビーチ
5位 福島11R 1.マイネルディーン
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 福島11R 3.ユールシンギング
7位 福島10R 9.リラコサージュ
8位 函館11R 6.ソーミラキュラス
9位 中京10R 1.キリシマホーマ
【以上すべての馬を買うと16点買い】

10位 中京11R 2.ベストウォーリア
11位 福島11R 6.レコンダイト
12位 福島11R 11.グランデッツァ
13位 福島10R 6.リッカルド
14位 函館11R 1.ソロル
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 中京10R 16.ムーンクレスト
16位 中京11R 6.コーリンベリー
17位 中京11R 12.エアハリファ
18位 中京11R 4.タガノトネール
19位 中京10R 7.アスカビレン
20位 中京10R 6.メラグラーナ
21位 函館11R 4.カチューシャ
【以上すべての馬を買うと1200点買い】

22位 函館11R 11.オールブラックス
23位 函館11R 12.マイネルバイカ
24位 福島10R 10.シュミット
25位 福島10R 3.エビスグレイト
26位 福島11R 2.アルフレード
【以上すべての馬を買うと3750点買い】

　4レース目のプロキオンS(中京11R)は臨戦過程がポイント。同年、かつJRA、かつダ1400ｍ以下の重賞かオープン特別において7着以内となった経験のない馬は2010年以降[0-0-1-35]と苦戦しています。また、JRA、かつ芝のレースにおいて6着以内となった経験のない馬も2010年以降[1-0-1-32]と信頼できません。昨年の優勝馬ベストウォーリアを無理に嫌う必要はないと思いますが、ダ1400ｍのオープン特別や芝のレースに実績があるレッドアルヴィスも同等以上に高く評価すべきでしょう。

　5レース目の七夕賞(福島11R)は、2010年以降、かつ福島芝2000ｍで施行された年に限ると、前年か同年、かつJRA、かつ1600万下から上のクラス、かつ芝1600〜2200ｍのレースにおいて優勝経験のない馬が[0-1-0-28]。さらに、7歳以上の馬は[0-0-1-20]、枠番が6〜8枠だった馬は[0-0-0-24]、前走で2000ｍ超のレースに出走していた馬は[0-1-0-15]と、それぞれ苦戦していました。以上の条件をすべてクリアしているマイネルディーンとユールシンギングの2頭は期待できそうです。