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キシュトーークU25 国分優作ジョッキー『ティーハーフの可能性』第1回

  • 2015年08月05日(水) 18時00分
今月は、国分優作ジョッキーの登場です!


函館スプリントSを衝撃的な走りで優勝したティーハーフ。騎乗していた国分優作ジョッキーはデビュー前から攻め馬をつけていて、同馬の成長をずっと見続けてきました。8月はティーハーフの今後の可能性についてお聞きしました!
(取材・文/大薮喬介)


これからが本当に楽しみな馬です!

――時間が経ってしまいましたが、函館スプリントS優勝、おめでとうございます。

優作 ありがとうございます!

――強かったですねぇ。

優作 強かったです(笑)

――まずは、函館スプリントSを振り返っていただきたいのですが、スタートは出遅れました。

優作 出ませんでしたね(苦笑)。前走、前々走とスタートに問題はなかったので、今回も大丈夫だろうと思っていたんですが、ゲートは普通に出たのに、2歩目からが進んでいかなかったですね。

――洋芝だったから、進んでいかなかったんでしょうか?

優作 う〜ん、どうなんでしょう。今回だけなのかもしれませんし、ちょっとまだわからないですね。

――その後は追っつけ通しでしたが、なかなか進んでいきませんでしたね。

優作 だいぶ、置いていかれましたよね。押しても進んでいかなかったので、早い段階で追走するのをあきらめました(苦笑)。

――イメージしていた競馬とはだいぶ違っていたんじゃないですか?

優作 まったく違いましたね。目標にしていた馬が何頭かいたので、ある程度の位置にはつけようと思っていましたから。ただ、前が速かったので、結果的に(後方からの競馬で)良かったです。

――優作ジョッキーが重賞初制覇した昨年の小倉2歳Sと同じような展開になりましたね。

優作 確かに(笑)。オーミアリスの時と同じ展開になりましたね。

――道中の手応えはいかがでした?

優作 しれ〜っとついて行ったので、ハミも取っていませんでしたし、脚はたまっていましたね。本格的に追い出したのも残り3ハロンくらいからで、さすがに「ここからなら脚が止まることはないだろう」と思っていましたし、仮に止まりかけても、知れてるだろうと。そこからの反応は想像以上にスゴかったですけどね。

キシュトーーク

優作騎手が「そこからの反応は想像以上にスゴかったですけどね」と語る函館スプリントSゴール前



――他馬が止まって見えましたよ。

優作 3〜4角でペースが落ちて、前にいる馬たちが詰まってきていましたから。それと同時に仕掛けていったので、余計にそう見えたのはあると思います。ただ、それでもビックリしましたよ。「あれ? これ重賞だよな」って思いましたもん(笑)。いやぁ、気持ちよかったです。

――上がりが2番目に速かったアースソニック(2着)が34秒7で、ティーハーフが34秒0ですから、とてつもない切れ味でした。それに2着馬との着差が2馬身半。スプリント戦でこの着差は決定的ですね。

優作 しかも、ゴール前でまだ余裕がありそうでしたからね。これからが本当に楽しみな馬です!

キシュトーーク

DAIGOさんと「ウィッシュ」ポーズをする優作騎手



【次回のキシュトーークU25は!?】
次週もティーハーフについて聞いていきます。優作ジョッキーはどの時点で、ティーハーフの素質に気づいたのか? 1000万でなかなか勝てなかった理由は? お楽しみに!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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