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連勝の勢いでアムールブリエ/ブリーダーズGC

  • 2015年08月12日(水) 18時00分


◆サンビスタは調子を取り戻せればという可能性はおおいにあるが…

 今年もJBCまで強いレースを続けるかと思われたサンビスタだが、牡馬一線級相手のかしわ記念はともかく、牝馬同士に戻ったスパーキングレディーCでも3コーナーあたりから手ごたえがなくなり、勝ったトロワボヌールから0秒9も離され、まったくこの馬らしくない競馬だった。調子を取り戻せればという可能性はおおいにあるが、引き続きという不安もあっての対抗まで。

 それで中心にしたのは、3連勝でエンプレス杯を制したアムールブリエ。5カ月ぶりの実戦ということで不安はないでもないが、連勝の勢いは怖い。

 サンバビーンは、中央でオープンまで出世したと思ったら、北海道に移籍。初戦のヒダカソウCこそ4着だったが、ノースクイーンCではあらためて1番人気に支持され、2着に6馬身差をつけて逃げ切った。牡馬相手の準オープンを勝ったということなら、牝馬同士のダートグレードで十分通用する。

 キャニオンバレーは準オープンを勝っての重賞初挑戦。武豊騎手がマイペースの逃げに持ち込めるかだが、内に速そうな馬も何頭かいて、13番枠からのスタートでは厳しいかもしれない。

 関東オークスで大差圧勝のホワイトフーガだが、経験豊富なこのメンバーを相手に、しかも55キロを背負ってというでは楽な競馬にはならないだろう。

◎アムールブリエ
○サンビスタ
▲サンバビーン
△キャニオンバレー
△ホワイトフーガ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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