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キシュトーークU25 国分優作ジョッキー『ティーハーフの可能性』第4回

  • 2015年08月26日(水) 18時00分
今回は淡々と真面目に話す優作ジョッキー


いつもは明るく冗談を言うのですが、今回は淡々と真面目に話す優作ジョッキー。意外な一面を見せてくれています。それほど“ティーハーフとの出会い”は大きかったのでしょうか? キーンランドCや秋の大舞台での自信のほどは?
(取材・文/大薮喬介)


プレッシャーを感じると、うれしくなってくるんです

――普段のティーハーフはどんな馬なんですか?

優作 オンとオフがはっきりしている馬です。2歳の頃は雨が降ると、ハミをさらったりしていたんですが、今は何にも気にしません。それに前までは常足(なみあし)で、グッと背中を使っている感じだったんですが、今はまったく力を入れていないんですよ。それだけ自信がついたんでしょうね。

――短距離馬なのに、リラックスしているのは珍しいですね。

優作 (常足の時は)どんどん力を入れなくなっているんですよ。下手をしたら、コケるんじゃないかってくらい力を抜いているので、逆に僕は不安だったんです(苦笑)。でも、それがキャンターに行くと、すごくいい走りをするんですよね。これまでも調教でGI馬に乗せていただいていたことはありますが、こんなことは初めての経験です。あれが本当にリラックスしている状態なんだなって、勉強になりました。

――本当にスゴい馬なのかもしれませんね。次はキーンランドCですが、手応えはいかがですか?

優作 今度は人気になるでしょうね。ティーハーフの能力は疑う余地がないので、自信はあります。あとは僕次第ですね。僕を乗せてくれている西浦先生のためにも、結果を出したいです。

――プレッシャーのかかる一戦になりそうですね。

優作 ですね。でも、僕はプレッシャーを感じると、うれしくなってくるんですよ。だって、それだけの馬に乗せていただいているってことですよ? そう考えると、ワクワクしてくるんですよね(笑)。よく緊張して寝られないという人がいますけど、僕の場合は逆に興奮して寝られない。布団の中でニヤニヤしちゃいます(笑)。

――勝てば、その先の大一番も楽しみですね。

優作 GIでも、きっと突き抜けてくれると思います!

――自信満々ですね(笑)。

優作 ティーハーフもそうですけど、お兄ちゃんのサドンストームもずっと乗せていただいているので、重賞を勝たないといけないと思っています。身近で見てきた時間はサドンストームのほうが長いので、思い入れはこちらのほうがありますからね。

――重賞では、あとちょっとのところまできています。

優作 そうなんです。そこは僕の甘さかなと思っています。ずっと憧れていた馬なので、何とか結果を出したいです。

――2頭とも西浦厩舎ですよね。

優作 はい。いい馬にたくさん乗せていただいているので、本当に感謝しています。先生は優しくて、いつも笑顔なんですよ。だから、厩舎もすごくいい雰囲気なんです。先生と一緒に仕事をしていると楽しいですし、“この人のためなら”って思える人です。先生の言っていることが感覚的なことであっても、僕は理解できるんですよね。

――西浦調教師は、もう関西の師匠ですね。

優作 ええ。お世話になりっぱなしなので、ティーハーフやサドンストームで何とか結果を出したいですね。頑張ります!

キシュトーーク

「お世話になりっぱなしなので、ティーハーフやサドンストームで何とか結果を出したいですね」



【次回のキシュトーークU25!?】
先週の北九州記念はサドンストームで挑みましたが、残念ながら11着。今週はティーハーフと共にキーンランドCに参戦します。果たして、結果は!? 優作ジョッキーにはレース翌日に回顧していただきます!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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