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ヘヴンリーロマンス、プロヴィナージュらの仔が登場!

  • 2015年09月07日(月) 18時00分


【栗東】
◆ラニ(牡、父Tapit、母Heavenly Romance、栗東・松永幹夫厩舎)
今週のデビュー馬

 母ヘヴンリーロマンスは松永幹夫調教師がジョッキーの時に2005年天皇賞・秋を制したG1ホース。同厩舎で管理されている半姉アムールブリエ(父Smart Strike)はエンプレス杯、ブリーダーズゴールドCとダート地方交流重賞を連勝している。
 7月に栗東でゲート試験に合格したが、適当なデビュー戦がないことや馬体の成長を促すという意味も込みで、大山ヒルズに放牧へ出されていた。帰厩してからは、CWで入念に乗り込まれている。9月2日のCWではピオネロに大きく先行していたが、最後は懸命に追われて同入だった。「まだまだ走る気持ちが前向きではありませんね。やっぱり雰囲気を持っている馬なので、素質は間違いないと思います。ただ、初めてのレースともなれば、レースの流れに乗っていけるか。そこが鍵になりそうです」と同師。デビュー戦は9月13日(日)阪神芝2000mを武豊騎手で予定されている。

◆アマルティア(牝、父アドマイヤムーン、母エミネントシチー、栗東・安達昭夫厩舎)
今週のデビュー馬

 半兄は同厩舎で管理され、ダートG1を9勝(地方交流含む)を挙げたエスポワールシチー(父ゴールドアリュール)。本馬の担当者である森崎教太調教助手はエスポワールシチーの担当者だったが「運動中に肩から体を当ててきたり、負けん気の強いところなんかが似ていますね」とコメント。
 ゲート試験合格後は、DP、CWで時計を出しているが、いずれも単走での追い切り。調教ではゆったりと走ることが出来ているので、距離に関しては、予定されている9月12日(土)阪神芝1600mがベストマッチに思える。ただ「エスポワールシチーも徐々に完成されてきた馬。そういった意味では、本当に良くなるのは先だと思います」と安達昭夫調教師は冷静なコメントを出している。

◆ナタリーバローズ(牝、父メイショウサムソン、母ルビーレジェンド、栗東・角田晃一厩舎)
今週のデビュー馬

 先週の当欄でも紹介した同厩舎のヒルトンヘッドはデビュー戦を完勝。ヒルトンヘッドの取材時に「この馬もいいよ」と角田晃一調教師の頬が緩んだのが本馬。8月26日の坂路で4F53.7秒をマークして、2F24.8秒、1F12.4秒と終いもしっかりしていたことが評価の要因。「母父アグネスタキオンのスピードがうまく伝わったんでしょうね」と同師。
 9月2日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、トウショウピストとの併せ馬。前半をかなりゆったり進めたので、全体時計は遅くなったが、ラストの反応はしっかり。9月12日(土)阪神芝1400m(牝)でデビューする予定なので、あとはゲートを出て、流れに乗ってレースをできるかどうかだろう。

◆コンゴウノカガヤキ(牡、父ハービンジャー、母プロヴィナージュ、栗東・宮徹厩舎)
今週のデビュー馬

 母は現役時代にブラックエンブレムの勝った、2008年秋華賞で3着。本馬はその初仔であり、2014年セレクトセール1歳にて、2100万円で落札されている。
 7月上旬から坂路で時計を出し始めており、2ヶ月以上、みっちりと追い切りを消化。「時間をかけた方がいいタイプだと判断したので、じっくりと仕上げてきましたが、徐々に動けるようになってきましたね」と宮徹調教師。9月2日はレースで騎乗予定の松山弘平騎手が跨って、古馬500万下との併せ馬。追走した分、遅れてしまったが、このひと追いでまた上昇してくるだろう。9月13日(日)阪神芝2000mでデビュー予定。

【美浦】
◆サドルオン(牡、父ステイゴールド、母ケリーケイズプレジャー、美浦・武藤善則厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、2500万円で落札された。当初は6月の東京デビューを目指していたが、ソエが出たために大山ヒルズで立て直して再入厩。坂路、ウッドチップ、芝で追い切りの本数を重ねており、ひと追い毎に良化している。「まだ緩いけど、馬っぷりはいい。本馬場(芝)の動きが良かったし、現状は軽い馬場で良さそう。いいモノは持っている」と武藤善則調教師。9月12日、中山の芝2000mを三浦皇成騎手で予定している。

◆ノンシュガー(牡、父ダイワメジャー、母クリームオンリー、美浦・戸田博文厩舎)
 現3歳の半兄に東スポ杯2歳S3着のソールインパクトがいる。ここまで7-8本の追い切りを重ねており、乗り込み量は豊富だ。「ひと追い毎に反応が良くなってきたし、だいぶ馬体も締まってきた。兄に比べると性格的にも乗りやすい」とのこと。9月13日、中山の芝1600mを福永祐一騎手で予定している。

◆マイネルドラグーン(牡、父ストーミングホーム、母マイネカプリース、美浦・尾関知人厩舎)
 半兄に昨年のスプリンターズSを制したスノードラゴンがいる。9月2日の追い切りでは古馬に食い下がり、上々の動きを見せた。「本当に良くなるのは先だと思うけど、まずまずの動き。ゲート試験を含め、入厩後も順調に来ています。前向き過ぎる気性面に注意しているけど、パワーとスピードを兼ね備えたタイプ。血統的にも先々は短い距離にシフトしていくかもしれません。芝から使っていくか、ダートにするのかはオーナーサイドとも相談して考えていきます」と尾関知人調教師。9月13日、中山の芝1600mとダート1800mの両にらみで検討している。

◆レッドリュンヌ(牝、父ゼンノロブロイ、母リーチフォーザムーン、美浦・手塚貴久厩舎)
 おじにアグネスデジタル、シェルゲーム、ジャリスコライトといった活躍馬がいる。仕上がり次第で夏場のデビューも視野に入れていたが、じっくりと中山の開幕週に目標を定めてきた。「ひと追い毎に良くなっているし、動きも悪くはない。今のところは2000m前後の中距離が良さそう。あとは気性的にカイ食いや馬体重の維持が課題になってきそうけど、まだまだ変わってくると思う」と手塚貴久調教師。9月12日、中山の芝2000mを戸崎圭太騎手で予定している。

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栗東担当:井内利彰 「競馬予想TV!」に出演中の調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」など。

美浦担当:竹之内元 大学に通うため、東京競馬場から徒歩3分のアパートに住んだことで転落人生を歩み出した38歳ライター。POGでは中山大障害勝ちのメルシータカオー指名が自慢。

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