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地元リアライズリンクスに期待/テレ玉杯オーバルスプリント

  • 2015年09月22日(火) 18時00分


◆ノーザンリバー級の馬がいないというメンバーならチャンスは十分

 JRA勢4頭のうち重賞勝ちがあるのは、サウンドガガとタガノトネールの2頭だけ。しかもともにJpnIIIを1勝のみというメンバーゆえ、地方勢にもチャンスあり。

 そこで狙うのは地元浦和のリアライズリンクス。前走アフター5スター賞の5着は、経験の少ない1200m戦。浦和1400mは7戦6勝で、唯一の敗戦は、グレード初挑戦だったさきたま杯での3着。逃げて後続に突かれ、息の入らない苦しい展開。3コーナー過ぎで早めにラブバレット、ノーザンリバーに並ばれ、そのまま後退してもおかしくないような感じだったが、直線でも食い下がった。直線で突き抜けたノーザンリバーは強かったが、接戦の2着争いの中での3着。今回、GIでも勝ち負けというノーザンリバー級の馬がいないというメンバーならチャンスは十分。

 レーザーバレットは、かきつばた記念2着に、サマーチャンピオン3着。末脚勝負のこの馬に、地方の小回りコースでは能力を発揮しきれていない感じ。今回、乗り替わるのはコースをよく知る戸崎騎手。早めの仕掛けで一気に先頭に立って押し切るという場面は考えられる。

 サウンドガガは、中央での勝ち星は1200m戦のみだが、地方では昨年1600mのスパーキングレディーCを逃げ切り、今年も粘って2着。息の入る流れになれば粘りがきくようだ。ただ今回は牡馬との対戦。リアライズリンクスより外の枠に入ってのハナ争いにも注目。

 タガノトネールはサマーチャンピオンで重賞初制覇。3〜4コーナーで先頭に立っての完勝だった。ここでもあっさりがあっておかしくないが、別定プラス1kgを背負ってどうか。

 ルベーゼドランジェは、期待されたクラスターCでは好位を追走したものの直線失速して10着。成績にはムラがあり、1400m戦も2戦して2桁着順。強調材料に乏しい。

 11歳でも衰えが見られないエプソムアーロン。一昨年の兵庫ゴールドトロフィーでは2着があり、今年もサマーチャンピオンで5着なら、展開ひとつで馬券圏内という可能性もある。

◎リアライズリンクス
○レーザーバレット
▲サウンドガガ
△タガノトネール
△ルベーゼドランジェ
△エプソムアーロン

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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