◆昨年はスピルバーグを本命に。理由は単純、毎日王冠で…
菊花賞は出遅れたスティーグリッツを除き7人気以内の上位人気馬が1〜6着を独占。その上位人気の中で母方がスピード指向と評価を低くした順に1、2着。真逆の予想で血祭りに上げられてしまいました。来年は今年と真逆の狙いををすれば当たるはず…なんて来年の話の前に、まずは今週末こそ血統を馬券に活かしたいものです。
昨年の天皇賞秋は1、2着がディープインパクト産駒。先週の東京芝重賞、富士Sもディープインパクト産駒が1、2着。昨年の富士Sもディープ産駒が優勝。
この時期の東京芝はディープ産駒の末脚のスピードが存分に活きる舞台。先週は兄ブラックタイド産駒が菊花賞を勝ちましたが今週は弟の出番です。
と書こうと思ったのですが、なんと登録馬の半分近くがディープ産駒。ならば、ディープ産駒がここ2年稼ぎまくっている福島芝での買い方を…書きたいのはヤマヤマですが、G1週ですから天皇賞を。
昨年は勝ち馬のスピルバーグを本命にしました。理由は単純で、毎日王冠で上位の末脚を使っていたから。
過去10年の天皇賞秋は前走「毎日王冠」で「上がり3位以内」の末脚を使った馬が、当レースで「9番より内」の枠順を引いたパターンに該当する馬は7頭が馬券対象に。的中率64%。単勝回収率345%。複勝回収率は198%。
昨年、このパターンに該当したのはスピルバーグだけで、しかもディープ産駒。迷うことなく本命にできました。
今年の毎日王冠で末脚上位3頭は、アンビシャス、ステファノス、スピルバーグ。すべてディープ産駒。ディープ産駒だからこそ、東京芝で上位の末脚を使える。ともいえるわけです。
また、今年の毎日王冠の日の東京芝は外を回すと末脚のスピードが鈍る馬場。10番より外で馬券になった馬はすべて3コーナー3番手以内の先行馬。出遅れたり、外枠を引いた差し馬は競馬に参加することすらできない馬場。
そんな馬場ですから、この日の東京芝はディープ産駒が絶不調。勝ち馬はエイシンヒカリ1頭のみ。直線スピードを活かすオーソドックスなタイプのディープ産駒、アンビシャス、ステファノス、スピルバーグは例年通りの天皇賞週の馬場なら巻き返せるでしょう。このなかから9番より内を引いた馬を本命にしたいですし、全部内だったら全部本命にしたいぐらいです。