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どうすれば2桁人気馬の組み合わせが買えるのか?/ターコイズS・重賞

  • 2015年12月21日(月) 12時00分


 こんにちは、大石川大二郎です。

 当コラムは、先週末に行われたレースのなかから特に荒れたレースをひとつピックアップ、いったいその時どうやっていれば馬券が取れたのかを検証していく馬券力アップ講座です。的中できなかったレースを復習し、馬券のどこが間違っていたのかを学ぶことこそ次の的中へのカギ。失敗からの『教訓』をひとつずつ積み上げて、いつかは一緒に大万馬券を取りましょう。

 さて先週は、阪神競馬場でGI・朝日杯FSが行われました。レースはキャリアわずか1戦のM.デムーロ騎乗リオンディーズが見事に勝利。全GI制覇を目前にしていた武豊騎手のエアスピネルを2着に退けました。しかしこれは人気ワンツーでの決着。3着に11番人気のシャドウアプローチが入りましたが、この程度では大波乱とはいえません。

 かわりに荒れたのは土曜日の中山メイン『ターコイズS』のほう。なんと16頭立ての1〜3着の結果が11番人気・16番人気・15番人気という組み合わせ。普通では「絶対に獲れません〜」と、悲鳴を上げたいところなのですが、今回の荒れ方は「上手くすれば獲れたかも?」という希望を感じさせる要素があったのです。

 それはいったい何だったのか?
 今週もさっそく検証に入っていきましょう。


【検証ナンバー009】
サンプルレース名/2015年12月19日(土)・中山11R・ターコイズS(重賞)芝1600m

【レース前状況】
 今年から重賞に指定された牝馬限定のハンデ戦。出走馬ハンデは上下差わずか3キロの一戦となった。1番人気は田辺騎乗のカフェブリリアント(牝5・父ブライアンズタイム)。前走は府中牝馬S3着で中山芝コースは初、ハンデはトップ55キロの馬。2番人気は3歳ディープジュエリーでこちらは前走秋華賞12着でハンデは最軽量52キロ。続く3番人気は前走エリザベス女王杯12着ノボリディアーナでこの馬も55キロである。出走馬中5頭が単勝オッズ10倍以下という混戦模様を示していた…。

【レース結果】
1着 シングウィズジョイ牝3(11番人気)戸崎圭
2着 ダンスアミーガ牝4(16番人気)大野
3着 オツウ牝5(15番人気)石川

【払い戻し】
単勝 2280円
枠連 4480円
馬連 5万4690円
馬単 9万6370円
3連複 54万6240円
3連単 295万4680円

レースは事前に荒れるというサインを出していた?

 馬券圏内の3頭がすべて2桁人気馬というのはそう起こるものじゃない。しかも今回は最低人気馬とブービー人気馬の2頭も入っているという特殊な荒れ方である。

 記憶に新しいところでは今年の5月のヴィクトリアマイル。3連単で2000万円を超える配当だったあのレースでも「5番人気・12番人気・18番人気」の組み合わせだった。

 それと比べると、3連単は数千万円クラスの配当が出ていてもおかしくないのに、御覧の通り今回の3連単配当は300万円に届いていない。

 これは、馬券の上手な人が多いということと同時に、単勝上位人気の馬だけに3連単の投票が集まっているわけではなかったことを示している。

 出走馬それぞれに注目してみても

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No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!

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