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年末の流れを汲んで年明けの馬券を買う

  • 2016年01月08日(金) 18時00分


◆強そうなディープ産駒は、おさえとく方が得策

 年明けの競馬がはじまりましたが、競馬は延々と続くもの。年末の「流れ」を汲んで年明けの馬券を買うことが血統馬券の基本的なルーティーンです。

 中山金杯は、昨年に続きキングカメハメハ産駒のヤマカツエースが優勝。

 金杯は有馬記念の血統傾向を引き継ぐ、と毎年書いていますが、ヤマカツエースの母父はグラスワンダー。グラスワンダーは有馬記念の勝ち馬ゴールドアクターの父父。つまり、父が昨年の同レース勝ち馬の父で。母父は有馬の勝ち馬の父父。

 2着マイネルフロストも母父がグラスワンダー。父ブラックタイドは有馬記念3着のキタサンブラックの父。

 3着のフルーキーは1番人気。能力的には最上位だったかもしれませんが、血統の適性は1、2着馬より劣っていたのではないでしょうか。

 ということで、公開している予想でも、昨年同様の手法で、勝ち馬のキンカメ産駒を本命にして勝ち的中したわけですが、一昨年同様、有馬は不的中。今年こそは有馬も当てて、金杯も当てたいものです。有馬をハズしても「金杯が当たるからいいか」と年越しが楽しみなのはいいことですけれども。

 さて、今週は3歳マイル重賞が2レース行われます。

 昨年の2歳重賞のコラムでも散々書きましたが、今年の3歳世代のJRA2歳リーディングは勝ち星も賞金もダイワメジャー。それはディープインパクトを温存していた恩恵もあったから。そろそろディープインパクトの出番でしょう。

 なお2015年の2、3歳限定重賞における1番人気から3人気のディープインパクト産駒の単勝回収率は109%。複勝回収率は112%。人気寄りでのこの数字はかなり優秀。強そうなディープ産駒は、おさえとく方が得策です。

 シンザン記念もフェアリーSも人気のディープ産駒は、しっかりと買うのが血統馬券の基本戦術となるでしょう。

 シンザン記念はディープ産駒のピースマインドとダイワメジャーのアストラエンブレムが馬券になるのが「いかにも」な決着。

 フェアリーSのリセエンヌは父がディープ産駒。そして母父は重厚なモンズンで自身も1800勝ちのある馬。重厚なタイプが走りやすいレース傾向にもぴったりです。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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