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　明日1月31日のWIN5は総出走頭数が67頭、総組み合わせ数が38万7072通り(土曜16時現在)。重賞の2鞍はそれぞれ16頭立てですが、全体的にはやや少なめです。ハンデキャップ競走が3鞍あるとはいえ、極端な高額配当決着になる可能性はそれほど高くないと見るべきでしょう。

　あとはレースの施行順やメンバー構成もポイント。出走頭数が比較的多いのは重賞の2鞍、すなわち終盤の4〜5レース目で、人気の中心になりそうな馬もはっきりしています。まずは「出走頭数が少ない序盤を絞るのか、それとも終盤の2重賞で上位人気馬を信頼するのか」という観点から全体的な方針を決めるべきかもしれません。ちなみに、私の見解はどちらかと言うと前者寄りなので、ランキング上位の順位付けもその方針に合わせました。

◆シルクロードSは枠順が上位人気馬の明暗を分けそう

　1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の松籟S(京都10R)。前走で好走を果たしているアドマイヤケルソ、ペンタトニック、モンドインテロあたりに注目が集まりそうです。

　2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の節分S(東京10R)。こちらも実績上位のピオネロ、マイネルメリエンダ、マジックタイム、ロジチャリスらが上位人気グループを形成するでしょう。

　3レース目は4歳以上1000万下の中京スポーツ杯(中京11R)。近走内容のいいオンタケハート、メイクアップあたりが支持を集めるのではないかと思います。

　4レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走のシルクロードS(京都11R)。土曜16時の時点ではビッグアーサーの支持がやや抜けており、2番手がダンスディレクター、3番手グループとしてサトノルパン、ネロらが続いていました。

　5レース目は4歳以上GIIIの根岸S(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとモーニンに人気が集まっており、2番手がタガノトネール、3番手がアンズチャンという構図です。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年01月31日版]

1位 東京10R 5.マジックタイム
2位 京都10R 2.モンドインテロ
3位 京都11R 5.サトノルパン
4位 東京11R 6.アンズチャン
5位 中京11R 10.アルテ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中京11R 7.レーヴデトワール
7位 中京11R 5.メイクアップ
8位 東京11R 9.タガノトネール
9位 京都11R 1.ダンスディレクター
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 京都10R 1.ペンタトニック
11位 東京10R 6.ピオネロ
12位 中京11R 4.オンタケハート
13位 東京11R 8.タールタン
14位 東京11R 15.モーニン
【以上すべての馬を買うと128点買い】

15位 京都11R 16.ビッグアーサー
16位 京都10R 6.ダノンマックイン
17位 東京10R 7.キングカラカウア
18位 東京10R 9.ゴットフリート
19位 中京11R 12.ニホンピロディール
20位 東京11R 16.レーザーバレット
21位 京都11R 8.ローレルベローチェ
【以上すべての馬を買うと1200点買い】

22位 京都11R 15.ネロ
23位 京都10R 4.ウインアルザス
24位 京都10R 3.アドマイヤケルソ
25位 東京10R 1.ロジチャリス
26位 東京10R 2.マイネルメリエンダ
【以上すべての馬を買うと3750点買い】

　4レース目のシルクロードS(京都11R)は実績馬が強いレース。「前年か同年、かつJRA、かつ芝1400m以下の重賞において3着以内となった経験がなかった馬」は2011年以降[0-2-2-46]と勝ち切れていません。また「枠番が6〜8枠だった馬」も2011年以降[0-2-1-28]。外寄りの枠に入ってしまった馬は過信禁物と見るべきでしょう。ネロ、ビッグアーサーあたりは少し評価を下げ、サトノルパンやダンスディレクターを重視すべきだと思います。

　5レース目の根岸S(東京11R)は距離やJRAのダートに対する適性がポイント。「前年か同年、かつJRA、かつダ1400mの重賞かオープン特別において6着以内となった経験がなかった馬」は2011年以降[0-0-1-25]と苦戦していました。なお、今年はモーニンらがこの条件をクリアしていません。また「父にミスタープロスペクター系種牡馬を持つ馬」も2011年以降[0-0-2-24]と連対例なし。実績上位のタガノトネールあたりは無視できませんが、血統にも不安がない分、横山典弘騎手とアンズチャンのコンビはより期待できそうです。